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02、電話 ページ2
『うわー、やられたーって。別にたいした物はないけど、これでもかってくらい引っ掻き回されて。まじ、へこむ。』
小さな居酒屋のカウンターのすみで、私は今日のことを地元、広島の友達はるかに電話で話していた。
ーー…本当に大丈夫？もうこっちに帰ってきな
よ！都会怖すぎるよ！！
『うーん、それお母さんにも言われたよw。まぁ、仕事があるし…ちょっとね…。』
ーー…派遣じゃんか。
『仕事に雇用体制関係ある？また、連絡するよ。
明日も仕事でしょ？そろそろ切るよ？』
ーー…あ、今日は誰か友達のとこにでも
泊まりに行きなよ？
なんかあったらすぐ連絡してな？
『はいはーい、大丈夫だよ。ありがとう』
そう言って電話は切ったけど。
明るくふるってはみたけど。
『私、友達少ないしなぁ。』
すでに何人かに連絡してみたけど、みんな忙しそう。
それに、あんまり迷惑かけるのもな〜。
そう思いながら梅酒をぐいっと飲む。
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：空音
| 作成日時：2011年6月28日 3時
