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なぜ？なんで今日に限ってこんなに早く？
慌てて玄関に迎えにいく
戻ってきたとわこさんは少し息がきれており
私の顔をみて少し驚いた様な顔をした
「お、おかえりなさい！」
towaco「あぁ、ただいま帰りました」
「あの本当にごめんなさい！
私、お昼寝してしまって…まだ夕飯の準備が出来ていないんです！」
とわこさんの鞄を受け取り
私は深々と頭を下げた
私の頭の上より
ずっと高いところから降り注いできたのは
大きなため息
絶対、絶対に呆れられた
何も出来ない嫁だ、と失望されたに違いない
鼻の奥の方がツンと痛くなり
涙が溢れてくる
towaco「…なんだ」
「…？」
私は顔を上げる
とわこさんは手を顔にあて下を向いていた
towaco「連絡つかないもんだから
てっきり、何かあったのかと…」
towacoさんからの着信に返信していないことを
今ふと思い出した
「ご、ごめんなさい
私、焦って返信もせず…」
towaco「何でもなければそれでええんです」
といって顔をあげたとわこさんは
私を見てピタリと止まった
towaco「な、なんで泣いとるんですか！？
いや、怒ってたんやないですよ？
あの、泣かんといて下さい」
慌てるとわこさんの表情は
とても新鮮でなんだか面白くなってきた
涙を拭いながら笑うと
またとわこさんは焦っている
「そんなに心配してくれたんですか？」
towaco「当たり前ですよ
僕の、妻ですから」
towaco「へ、平気か？ぼーっとして
まさか本当に具合が」
「い、いえ！全然平気です！元気です！」
towaco「そんならええんやけど…」
「あの、ごめんなさいっ！
今から夕飯の用意をするので
もう少し待ってて頂いてもよろしいでしょうか？」
towaco「あぁ、それはもうええですわ」
「えっでも…」
towaco「…ほら、たまには外に食べにでも。
支度の間位なら待ちますし……？」
とわこさんは少し照れたように
手で口元を隠しながらに言った
「……いいんですか？」
towaco「ええ、勿論です」
結婚してすぐの頃から
もう何年も二人きりでご飯にいくことなんかなかった
「わかりました、もう少し待ってて下さい！」
あまり着ることのない綺麗な服をだそう
ばっちりメイクをして
とわこさんと並んでも恥ずかしくないくらいに
綺麗にしよう
「お待たせしました！」
towaco「おう、案外早かったですね
行きましょか。」
差し出された手を私は取って
意気揚々と出かける
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美寿(プロフ) - 違和感があるのは多分flknじゃなくてfrknだからかと、、 (2021年3月5日 19時) (
レス) id: 1c7691558e (このIDを非表示/違反報告)
渡下(プロフ) - ゆーれんかさん» コメント&リクエストありがとうございます〜嬉しいです！towacoさん頑張って書かせて頂きます！！ (2020年6月3日 11時) (レス) id: 497e2bb074 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーれんか(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。もしよろしければリクエストで泣き虫な彼女とtowacoさんのお話お願いします。時間がある時で全然大丈夫です！ (2020年6月2日 12時) (レス) id: a0de8d250a (このIDを非表示/違反報告)
b(プロフ) - 渡下さん» リクエスト叶えて下さりありがとうございます(≧∇≦)2人の雰囲気、とっても良かったです。これからも頑張っ下さい！ (2020年5月27日 20時) (レス) id: aa27f5f7cf (このIDを非表示/違反報告)
渡下(プロフ) - bさん» コメントありがとうございます！気に入って頂けて嬉しいです！煙草の課長ですね、精一杯頑張らせていただきます〜！ (2020年5月25日 19時) (レス) id: c1d06e18ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渡下 | 作成日時：2020年5月3日 22時
