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「どーう？」
「おー！結構いい感じだね」
「しょーもそー思ってた」
「ﾌﾌｯ自画自賛ですか？」
「じさーん！」
あれから何回も練習してやっと形になった
でも失敗作を飲んだりしたからお腹たぽたぽだけどね
・
・
「本当にお買い物してくるの？」
「うん！」
「変装解いちゃダメだよ？」
「もーわかってるよ！じゃーいってきまーす！」
夕方仕事終わりに急に
「カレーのざいりょーって何いるの？」
と聞かれて深く考えずに答えると
「れーぞーこに入ってるかな？」
そう言った
「え？」
「今日はねしょーがゆーごはん作る！」
「え？」
「あ！ざいりょーがないね買ってくる！」
「え？･･･いやちょっと待って！」
そして冒頭に至る
なんで急に作るなんて言い出したんだろ？
考えていると
ﾋﾟﾛﾝ
翔ねージャガイモってどれがいいの?
写真付きで送られてきた
うーん色々あるけどあんまり言っても
真剣に悩んじゃうから
A表面に凸凹が少ないのかな
翔にんじんは?
Aヒゲが無いのかな
その後もお肉は？とか色々聞いてきた
そこまで気にしなくても大丈夫なんだけどな
それから30分ぐらいして買い物袋を持って帰ってきた
「じゃあ作るね〜」
そう言って包丁を手に取りゆっくり切っていく
ちょっとカレーの具材の切り方にしては細いな〜
そう思って見てると視線に気づいたのか
ちがうの？と不安そうな顔で見てきた
大丈夫！とグッと親指を立てて返す
細くたって味は変わらないよ！
そしてジャガイモの皮を剥こうとするの慌てて止める
だって
「しょーくん！包丁でやるんじゃなくて
ピューラーでやろう！」
「ふぇ？でもAちゃんいつもほーちょーで」
「ピューラーでお願い！」
えーと不満そうな顔で受け取った
不器用＋料理初心者のしょーくんがやるには
ハードルが高い
いや、ピューラーでも不安なんだけど
・
「ねーアクをぜんぶとれない･･･」
「大体でいいよ〜」
なんとなくとれたらそれでおっけー
そう言ったら納得できないって顔
「あ、じゃあこのくらいかな」
「わかった」
そう言って睨みつけるように鍋の中を見つめてる
･･･いやしょーくん何故にそんなに険しい顔なのかな？
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作者名：狐リス | 作成日時：2018年12月20日 17時
