110 side翔 ページ13
「よし！今度こそ寝ようか」
なんでだろう？さっきから目が合わない
しかもやたらと寝たがるし
ベットに入ると
「おやすみ」
そう言って撫でてから出ていこうとする･･･って
「待って」
その腕を掴むとピクリと反応した
「なに？」
「寝るんでしょ？」
「うん」
「はい」
ポンポンと隣を叩くと
「･･･お邪魔しまーす」
「フフっ」
あーいい匂い･･･抱きついたらもっといい匂い･･･
俺と同じの使ってるはずなのに
なんだか違う匂いに感じる
・
「うーん･･･」
あれ？隣が冷たい･･･さっきまで暖かかったのに
重たい瞼をあげると
「いない･･･」
よく見るとカーテンの隙間から陽の光が
ということは
「あしゃ･･･」
んんっ！
「あさ･･･」
重たい体を起こしてリビングに行くと
「おはよ〜」
「おはよ」
ん？あれ？
「いってらっしゃい！」
「いってきます･･･」
あれれ？
「櫻井さんどうかされましたか？」
「いやなんでもない･･･」
「･･･ちゃ･･･ん！翔ちゃん！」
「はい！？」
新聞から顔を上げると
「あれ？みんないつの間に来てたの？」
全員揃っていた
「もー酷いよ！俺何度も呼びかけたのに！」
え？マジで？
「この様子だと気づいてなかったぽいね」
松潤の言う通りだ
「あー集中してたからかな」
「その割には1ページもめくってませんけど？」
･･･ほんとだ
「ねぇ翔ちゃん！」
相葉くんのそのキラキラした目は･･･
「なっなに？」
「何かあったでしょ？」
ほらやっぱり
「なんもないよ」
そう言うとニノが隣に座ってきて
「うそですね」
「嘘じゃないって」
少し離れようとしたら反対側に智くんが座り
「んふふ」
なんだよそのんふふは！
まるで全部分かってるかのような笑顔はなんだ！
そして挟まれたよ！
立ち上がろうとすると
「まぁまぁまぁ！」
相葉くんが後ろから俺の肩をグッと抑えて座らせる
最後に松潤が前に座って笑顔で
「まだ収録まで時間はあるから･･･ね？」
そう言った
なんだよこの連携プレーは！？
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作者名：狐リス | 作成日時：2018年12月20日 17時
