トップアイドルは幼馴染～1～ (ページ41)

今日:21 hit、昨日:3 hit、合計:127,821 hit

40 ページ41

「ｸﾌﾌはいどうも和くんです」

ウインク付きでニッコリされたが

私は驚きのあまり固まってしまった

「うーん熱は･･･あーまだちょっとありそうですね」

そのまま固まってる私のおでこや顔を触りはじめた

「ちょ！何してんの！」

翔くんが慌てて引き離したけど

「てかニノなんでいるのさ！ここ住人以外入れないのに」

確かにそうだここセキュリティ万全なのに

「いやね？Aちゃんが風邪をひいたと聞いて

みんな心配になりましてね

マネージャーに頼んで朝来たんですよ

ちなみにエントランスの人に入れてもらいました

もう顔パスでいけますよ」

すると丁度最上階に着いて扉が開くと

「「え？」」

2人で前を見て固まった

「「「おっはよー」」」

だって目の前に残りのメンバーが

ニコニコしながら立っていたのだから

「ほら降りますよー」

和くんは私の手を引いて歩き出した

「あ、ちょ待って！てかなんでみんないるのさ！」

翔くんも我に返って追いかけてきた

「だってAちゃんが心配だったもん(´・∀・`)」

そう言って大ちゃんは私の反対の手を握った

「あ、智くん！手！」

「翔ちゃん手繋いでもらえなくて寂しいの？

なら俺らがしてあげるよ！ね、松潤！」

「そうだな」

翔くんはまーくんと潤くんに手を握られて

「は？違ぇよ！そんなんじゃねぇ！てかはなせ！」

アイドルと手を繋いでる女子と

アイドル同士で手を繋いでるという

シュールな光景が廊下に広がっている

「ほら翔さんは放っておいて行きましょうか」

「ちょ！質問にこたえろよ！」

「翔ちゃんさっきから「あ、」とか「ちょ！」が多いね」

「誰が言わせてると思ってんだよ！」

「翔くん朝からツッコミが冴え渡ってるね」

「お前らがさせてるんだろ！？」

後ろから漫才のような話が聞こえてくる

「ﾌﾌｯ面白いな」

「だよねぇ～翔くんツッコミ上手いから」

ﾝﾌﾌと笑いながら歩く大ちゃん

「翔さーんじゃれてないで早く開けてくださーい」

「じゃれてねぇよ！」

怒りながらも素早く開けてくれる翔くん

「「「「おっ邪魔しまーす」」」」

そして家主より先に入るみんな

私も手を引かれて中へと入っていった

「いやぁAちゃんが思ったより元気そうで良かったよ」

「潤くんが翔くんに色々教えてくれたんでしょ？

こっちこそありがとう」