トップアイドルは幼馴染～1～ (ページ31)

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「Aちゃ〜ん･･･」

おや？帰ってそうそう何だかグズってるような声

「どうしたの〜？」

おかしいな今日はみんなと一緒だって嬉しそうだったのに

「みんながAちゃんを狙うって･･･」

うん？狙う？

「そう言われて僕心配で」

え？心配？

「ごめん何の話？」

振り返ってみると丁度目の前にいて抱きつかれた

「翔くーん？」

「･･･いい匂い」

無視ですか？そしてなに人のにおい嗅いでんの

(ｏ・_・)ノ☆(ノ_＜。)

「いたい･･･」

「はーい変態翔くんは離れようかー」

スルッと腕から逃れると

「え！？ご、ごめんねぇ！もういわないから！」

慌てて後ろから着いてくる

あーもーかわいいなぁ

「で？さっきのみんなが狙うって何の話？」

「ふぇ？･･･あ、ううん！何でもない！」

「そう？ならいいけど」

わかりやすいな～

私が引き下がったら途端にホッとした顔するんだもん

言いたくないのは男のプライドとかかな？

「ドラマは順調？」

「うん！執事って色々な事が学べるから楽しいよ！」

「そっかよかった」

「へ～それで私に電話を？」

そうやっぱりあの後気になって

翔くんがお風呂に入ってる間に

二宮くんに電話をしてしまった

「あーあれはね･･･Aちゃん大好きの翔さんを

からかってただけですよ」

「からかう？」

「そうですよあの人がね我々の前でも久々に

甘えん坊が出てきたからチャンスと思ってね」

「あーなんだそう言う事か～

慌てて隠すからどんな事かと思ったよ」

「ｸﾌﾌ翔さんにとっては大事な事ですからね

Aちゃんの前でかっこつけるのは」

「かっこつける･･･

まぁたまにテレビのような翔くんがいるね

直ぐに消えちゃうけど」

「テレビの翔さんがずっといたら惚れちゃいます？」

「んーどうだろうまぁ確かに初対面なら･･･」

「なら甘えん坊の翔さんは？」

ん？何か話が変わってきてない？

「･･･わかんないな」

「なんで？」

急に真剣な声で聞いてくるからこっちも真剣になる

「何処からが惚れたっていう気持ちなのかが

わかんないからかな

翔くんの事は確かにすきだけど

これは昔から思ってた事だから

そこに恋愛感情があるかはわかんない」

「･･･そうですか」