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(これは聞いた方がいいのかな･･･)
泣き止んだ後さとしくんは何も言わずに私のベッドに横になった。
そして私の手をいじいじと遊んでいる。
あんなに泣くんだから余程のことがあったんだろう。
だいたいは察すれるけどこの予想が本当だったらと思うと
(とても聞にくい･･･)
しばらくそうしてると
智「あのね」
ポツポツと話し出した
智「きょーね、とーちゃんとかーちゃんがね
おほしさまになったんだって
かんごしさんがそーいったの」
いじいじするのをやめて私を見た。
智「もーあえないんだって」
智「おいらしせつにいかなくちゃいけないんだって」
『施設に？』
智「うん･･･」
また私の手を取ると今度はギュッと握って
智「でもおいらね･･･にげだしちゃった」
『え！？』
に、逃げ出した？
いや、確かに夜遅くにここにいる事や、結構時間が経っているのに誰も迎えに来ないということは黙ってきたことは一目瞭然･･･
智「だってしらないひとばっかりでこわかったもん」
えぇ･･･これまずくない？
智「だからね」
私の目をまっすぐ見て
智「おねぇちゃんおいらといっしょにくらして？」
かわいい顔でそう言った。
待て待て待て。
色んな情報が入ってきて私の脳はキャパオーバー。
智「おいらね、みより？がないみたいなの」
ひとりでさみしいの･･･とシュンとした顔を見たらひとりでに私の口からは
『いいよ』
その3文字がとびだしていた
その翌日に施設の人にまず謝り
頭を下げて自分が引き取りたいとお願いした。
不審な顔をされたがさとしくんが
智「おいらおねぇちゃんといっしょがいい！」
何度もそう言ったから施設の人も納得してくれた。
あとからさとしくんの親について聞くと、さとしくんの親はあの事故で瓦礫の下敷きになってしばらくの間昏睡状態だったそうだ。
でもさとしくんが夜遅くに部屋に来る前の日に息を引き取ったそう。
それから葬式を終えて施設に連れて行こうとしたら、もう既にさとしくんはいなくなった後だったらしい。
病院は葬式場の近くだから、1人でも迷わずに行けたのだろう。
そっか･･･だからあの時暗い表情だったんだね。
腕の中で眠るさとしくんの柔らかい髪の毛を撫でた。
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真翔(プロフ) - 櫻さん» コメントありがとうございますお話で笑ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*) (2019年2月24日 23時) (
レス) id: 55e359673a (このIDを非表示/違反報告)
真翔(プロフ) - 表裏さん» お返事遅くなりましたすみませんコメントありがとうございますm(_ _)m (2019年2月24日 23時) (レス) id: 55e359673a (このIDを非表示/違反報告)
櫻 - とっても可愛いお話ですね。時々ある突っ込みも面白いです。連載楽しみにしています。 (2019年2月24日 22時) (レス) id: c2f5e00ef7 (このIDを非表示/違反報告)
表裏(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年2月7日 18時) (レス) id: 56919a78d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐リス | 作成日時：2019年2月4日 0時
