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A「風磨のは お粥。これは、君たちの分です」
健人「……わざわざ、すみません」
A「(笑) けど、風磨の冷蔵庫に色々 食材あって助かったよ(笑) 食材 買い出しするの忘れちゃったから…」
健人「確かに(笑) A、これは？」
A「これは……」
聡「Aちゃん！風磨くんの熱…8.6℃もあった！」
A「…健人、ここお願いします。聡、冷蔵庫に冷えピタあるから、持ってきて？」
聡「分かった」
聡の報告に調理を健人に任せ、風磨にかけよるA。
A「風磨？ 熱あったの？」
風磨「…わっかんね、」
A「さっき、背中摩った時に気づけば良かったね…ごめんね？」
聡「Aちゃん、これ！冷えピタ！」
A「ありがとう。風磨？少し冷たいよ？」
風磨「…冷たっ……やべっ、トイレ……」
A「マリウス、勝利。お願いしてもいい？」
勝利「大丈夫だよ！風磨、立てる？」
おデコに冷えピタを貼ったまま、勝利とマリウスに抱えられトイレへと向かう風磨。
聡「大丈夫かな、風磨くん…」
A「症状次第では、強制的に病院連れて行かなきゃね…」
数分後、少し落ち着いた風磨は勝利とマリウスに抱えられ戻って来た。
健人「A、お粥 出来たよ」
A「ありがとう。風磨？ 少し食べれそう？」
風磨「………ん、」
小さく頷く風磨を確認して、液状に近いお粥を風磨に少しずつ食べさせるA。
風磨「…も、いい」
A「気分 悪くなったりしてない？」
風磨「今は…大丈夫」
A「良かった…。今日は皆がいるから…遠慮なく頼ってね？」
風磨「…………ん、」
ソファーに横になった風磨は、皆の顔を見て 少し照れた表情で頷くと 布団を頭まで被った。
A「(笑) ほら、皆のご飯も作ったか…今の内に食べて？」
勝利「Aちゃんは？」
A「私はもう少ししてから食べる」
マリウス「でも…」
健人「勝利たち先に食べな？俺とAが看病しとくから…。食べ終わったら交代………な？」
聡「健人くんが そう言うなら…」
勝利「早く食べるからね！」
A「よく噛んで食べてください(笑)」
健人の言葉に、少し離れた所で遅めの昼食を取る3人。
風磨「…わりっ、袋………」
健人「………全部 出せよ？」
気分が悪くなったのか、身体を起こし袋を要求する風磨に、隣に座って背中を摩りながら袋を宛てがう健人。
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作者名：聖子 | 作成日時：2019年12月17日 12時
