【魔入間】なぜかこちらが召喚されたのだが

夢ですね。おけ。とか言って、なんかごめんね入間くん… ページ10

『羽なんてないよ！逆に首席さんはあるん？』


羽とか…あるわけないじゃんね


首席さんに冗談半分で聞いてみた


アズ「は？あるに決まっているだろう。ないとでも思ったのか」


『思ったんだわこれが』←


アズ「あぁわけがわからん…入間様、もう行きましょう」ｸﾙ


入間「あ、待ってアスモデウスくん。僕…Aさんに聞きたいことがあるんだ」


アズ「そうですか…おい、A…といったか。入間様には失礼のないように接するのだぞ」


びしっ、と私を指差して注意する首席さん


『う、はい』


アズ「では入間様。私は先に帰らせて頂きます」


入間「うん、またね。アスモデウスくん」





『入間くん、私に聞きたいことって？』


入間「変な質問かもしれないけど、Aさんは羽ないんですか？」


『ないですよ。まぁ、これ夢だし』

長い夢だなぁこれ

まぁ、面白いし、明日は学校で小テストあるから覚めなくていいけど


入間「夢ではないと思うけど…じゃあ次。人間っていると思う？」


『思う、というか、みんな人間でしょ？貴方も私も』


そういうと入間くんはめちゃくちゃ笑顔になって


入間「それならAさんは人間なんだね！？」ｽﾞｲｯ


と、近づいて聞いてきた


『え、そうですが…』


人間じゃなかったら逆に何がある、と言おうとしたけど

その前に入間くんが物凄く喜び始めたから疑問が勝った


『人間ですよ？え、何』


入間「Aさん！びっくりするかもしれないけど聞いてくれますか？」


入間「実はこの世界、Aさんの夢ではなくて…人間は僕とAさんだけで、悪魔のいる魔界なんです」


『おん。夢ですね、おけ』←


入間「あーえっと…やっぱ簡単には信じてくれませんよね…」


待って入間くんが落ち込んでるやばい罪悪感が


『信じてはないけど、はい。話を続けて下さい』


入間「はい。この世界は悪魔しかいなくて…ん？えーと、人間はいな…うーん…単刀直入に言うと！この世界で人間ってばれると、喰われます！」


『…？！』

な！

『なっなんですって！？…ﾅﾝﾃﾞｽｯﾃﾅﾝﾃﾞｽｯﾃ…』
(セルフエコー)←


入間「だから、僕はおじい…理事長さんに…」


「いっるまくーん！ちゃちゃーっと仕事終わらせたよー！一緒に帰ろー！」


入間くんの後ろから、にょっ、と出てきたのは…あ、理事長さんだ


入間「わ！？…って」


『理事長さん…こ、こんにちは…』


この世界で人間は喰われる

って知っちゃって、態度が挙動不審になった気がする


夢じゃないっぽいし…

急に謎の液体かけられて一瞬4んだかと思った→←家計が危ないんですか。大丈夫っすか

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