どんな日も。 (JUMP×JUMP) (ページ12)

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ym

今日は、いいことが沢山あった。

撮影が順調に進んで予定より2時間早く帰ることが出来た。

帰るともう雄也が家にいて、珍しく玄関まで迎えに来てくれた。

しかもしかも！！ご飯まで作ってくれるなんて…

幸せな気持ちに浸りながらのお皿洗いは、洗剤の匂いも幸せな匂いに感じて息を吸い込む

すると洗剤の匂いに混ざって大好きな匂いがする。

え？って思ってたら背中が暖かい。

tk｢りょうすけ｣

耳元で言われるとくすぐったい

ym『ね、何ゆうや///……くすぐったいんだけど』

照れたのを必死に隠すように離れて欲しいと伝えてみる。

tk｢ははっ。くすぐったかったか、ごめんね笑
今日さ、何の日か知ってる？｣

ym『今日？明日はゆーてぃーの誕生日だよね』

笑いながらそんなことを言われても、裕翔の誕生日しか思い浮かばない。

素直に伝えたら
｢昼間の俺と同じこと言ってるじゃん！笑｣
と笑っていた。

今日は何の日か……？

え、記念日かな。そんなわけないよね。

tk｢え、わかんない？涼介なら知ってると思った。｣

降参するのは悔しいけど、ずっとこのままなのも辛いから素直に聞いてみる。

ym『わかんないや、なんの日？』

雄也はニヤっとしたあとに

tk｢今日はね、ハグの日｣

と答えてくれた。

ハグの日……？

ym『ハグ……してるね……』

ゆうやが今日、妙に優しかったのを思い出して

今日これをするためだったのかな、なんて考えちゃう。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
tk

何がを考え出した涼介に、今の気持ちを素直に伝える。

tk｢今日さ、涼介を驚かせて喜ばせてやろうと思っ
てご飯作ったりしたけど。なんか俺の方が嬉し
かったんだよね。｣

そしたらぱっと振り返って

ym『俺も嬉しかったよ』

と綺麗な笑顔で答えてくれた。

向き合った形でハグするようになると、お互いの顔が良く見えるから幸せも膨らむ。

こうやって2人で幸せを分け合ってる時間が好きだ。

tk｢おれさ、普段大人ぶってあんまり涼介に気持ち
を伝えたりしてないけど……愛してるから。｣

普段言わないような気持ちを伝えてみる。