どんな日も。 (JUMP×JUMP)

ハグっと記念日 (tkym) ページ11

tkym リアル

tk

今日は有岡くんとのラジオの収録終えて家に帰る。


有岡くんとのラジオではよく、恋人の話が出てくるが、なるべくリアルだけど、彼を連想させないように…。そんな個人的な配慮をしながら挑むラジオにも慣れてきた。


ar｢今日何の日か知ってる？｣


収録終わりにそんなことを聞いてくる有岡くん


tk｢裕翔の誕生日は明日だろ？前夜祭？笑｣


全く思い当たる節がなく、テキトーに答える。


ar｢違う違う！笑。今日さ、ハグの日らしいよ｣


tk｢ハグの日？｣


ar｢そそ。お宅の彼女さん、そーゆーの好きじゃん｣


tk｢あ、涼介？……確かに笑｣


この前のキスの日に『今日はキスの日なんです！』って照れながらキスをせがんできた涼介を思い出してニヤける。


ar｢お、思い出し笑いか？ちゃんとしてやれよ！｣


tk｢ちがうわ！！でも、ありがとね｣


ar｢おう！！じゃ、俺帰るわ！｣


tk｢うん！お疲れ様！｣


年下のくせに妙に気が使えてそんな素敵なイベントをしれっと教えてくれる有岡くんにかなわないなぁ。と思いつつ、自分も帰路へつく。


肝心の恋人は、今日も遅くまで撮影らしいので、最近教えてもらったリゾットを作って待ってみる。


いつも『先に寝てていいからね』と言われるけど、今日は待っていたい気分だ。









夜、10時半

ガチャっと言う玄関の扉の音で彼が帰ってきたのがわかる。


いつもはリビングで近寄ってくれるのを待っているけど、今日は自分から玄関まで迎えにいく。


tk｢りょうすけ、おかえり｣


ym『あれ、お迎えなんて珍しいね……ただいま。』

少しびっくりした様子だったけど、すぐに可愛い笑顔でただいまって答えてくれた。


そのまま2人でリビングに行って作ったリゾットを一緒に食べる。

ym『ゆうや、料理上手になったね！おいし…』

すごく美味しそうに食べてくれるからこっちも嬉しくなる。

いつも山田が言ってた『雄也の食べてる顔が好き』ってこういうことだったんだなって初めて分かった。


幸せを感じながらごちそうさまを言ったら、
『俺が今日は洗うよ』って洗い物をしてくれた。


ハグ…………

するなら今か？

洗い物をしてる涼介は無防備で警戒心はゼロ。

今、しかない

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す