白（黒）人魚は二重人格！？ (ページ25)

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23話ページ25

フロイドside

腕の中で辛そうに眠るA。
今回は、いっぱい無理したんだね。

VIPルームから出てくる、Aを見た時、直ぐにヤバそうだなって思ってたから、ジェイドに頼んで今日はオレが来たんだよねぇ。

こうでもしないと、授業行こうとするし。
どーせ、オレは授業はサボるし？
一石二鳥だよね？

出会いは最悪だったけど、ジェイド助けて貰ったし、それになんかアズールと同じ匂いがしたんだよね。
オレたちの中に入れる数少ない存在。なんかそんな感じ。

この体質を知ったのも、オレが1番早かったよねぇー。

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シロシャチちゃんがジェイド治してから、1週間も目覚めなかった時、オレは正直焦ってたのかもしれない。
いつもだったらそんなこと思わないのに、何故か目覚めなかったらどーしようって思ってた。

ジェイドとアズールに見つからないように、良く様子を見に行ってたっけ。

シロイルカちゃんが目覚めた時は、直ぐにジェイドに謝っててさ。
そのまま出ていこうとしてたのを、オレが止めたんだよね。

｢シロシャチちゃんさ？行くとこないならここにいれば？｣

『え？』

あの時のAの驚いた顔は今でもよーく覚えてる。
とーっても面白い顔してた。

初めこそ渋ってたAだったけど、ジェイドとアズールにも言われて、オレらとほぼ一緒に暮らすようになったんだよね。

その後は、アトランティカ記念博物館に行ったり、Aが料理めちゃくちゃ上手なのを知って、めっちゃ作ってもらったり。
アズールに魔法のこと教えてもらったりさ。
気がついたら、居なくちゃならない存在だったよね。