抹消ヒーロー恋に溺れる3【相澤消太】

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翌日、家族全員ソワソワしながら先生が来るのを待っていれば家のインターホンが鳴った
私が出ていけば相澤先生とオールマイトがそこにいて...
相澤先生はともかく、


「オールマイト...！？」


驚き過ぎてつい大声で叫んでしまい、捕縛布で口を塞がれる
先生達の後ろを見ればタクシーが止まっていて、目立たないためかと理解する


「ムグ....」


捕縛布が外されないままリビングへと案内して、対面する前に捕縛布は外された
話が始まって直ぐにお茶を先生達の前に置いて話に耳を傾ける

まぁ、事前に話をしていたから順調に進んだのだが

昨日許可したと言うのにお父さんが駄々をこねはじめて
お母さんがぶちギレて一喝すれば大人しくなる


相「寮については以上ですが...何かご不明な点や不安な事はありますか？」

母「いえ、特に無いです」

相「そうですか...では、話は終わりましたので引き取らせて頂きます」


ペコリとお辞儀をして玄関の方へ向かっていく先生達の後に付いていってお見送りをする
先にオールマイトがタクシーに乗って、相澤先生が私の前に立つ


相「親御さんに付き合ってるの言わなくてよかったか？」

「大丈夫ですよ、バレたら大変でしょう？」

相「まぁ...いつかちゃんと向き合う日が来るしな」


顎を持ち上げて怪しげに笑う先生の腕を叩く
顔が近づいてきて口ではなく額にキスされる


相「会いづらくなるな」


最後にそう言い残してタクシーに乗り去ってしまう先生


「.............ずるい.....」


耳まで真っ赤にした顔で、タクシーが走り去った所を見つめて呟いた

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