【ハイキュー】白鳥沢のお姫様──そして私は、恋をする

じゅーさんわ！！ ページ15

「Aちゃーん♪♪」

「うわぁぁぁぁぁ！？」

ふと、暗闇から手が現れて私の肩を触る。びっくりして振り向くと、そこには…。

「な、何だぁ…お、お…及川さんだったんですか…」

「えへへ〜、そんなにびっくりしちゃったぁ？ごめんごめん」

舌を出しながら笑う及川さんは、全く反省していないようで。ま、それはいつものことだから良いんですけど。て、いうか。

「及川さん、私が暗闇から出てくるものが嫌いって知っててやったでしょう…」

「え、そんなの知らなかった☆ごめんよ〜？」

「もうイヤです…及川さんなんて嫌いです…」

「え！？ごめん、ごめんってば！！謝るから！」

さっきとは打って変わって、必死に謝る及川さんが面白くって。こらえていた笑いが吹き出す。もう、だめ…げ、限界〜！！

「ふふふ…あははは！！お、及川さん…いいですよ、そんなに怒ってません、よ…あははは…ひー、おなか痛い…」

「えー…てか、Aちゃん笑いすぎ…いいや、部屋まで送ってったげるよ」

「え？ありがとうございます」

さて、目指す部屋まで後少し。

頑張っていきましょうか。

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