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天使のような人67 ページ30

『ッ…』ツゥ…





あーあ…泣いちゃった。
これライブ前なのに会場出たら変に思われるだろうな。


陸くんのあんな笑顔初めて見た。

私には見せてくれない顔をファンに見せて
すごく楽しそうでキラキラしてた。



IDOLISH7にいる時が一番楽しいんだろうな…



どうしよう…また……嫉妬しちゃう…




こんな醜い顔戻ってきた陸くんに見せたくないよ…






百「灯里ちゃん…泣いてる?」





百さんは悪くない。心配かけたくないから…




『感動しちゃって…アイドルって凄いですね』




ニコッと笑って見せても泣き顔はひどくなるばっかりで…








だれか…私を連れだして。








そう思った瞬間、背後から伸びてきた手に腕を掴まれ引っ張られて連れていかれてしまった。





『…えと、、、天?』




振り向くと腕を掴んでいたのは天だった。





天「どうしたの?」




天は少し怒ったようなだけどどこか寂しそうな顔でこちらを見た。




『…あの、腕…痛い。』





天「ッ!…ごめん!」





天はすぐに手を離してくれてくれたけど
代わりにそっと抱きしめられた。





『え?』






天「灯里…陸と付き合ってるでしょ。」





『ッ!? なんで知ってるの!?』




正直驚きだった。気付いている人がいるなんて




天「分かりやすすぎ…って言っても
付き合ってるって確信したのはさっきだけど」





『はは…そっか、、』





天「灯里…さ、和泉 一織にこのこと相談しようとしてたでしょ。」





灯里『…ッ…天にはなんでもお見通しだね。』





天「今日ホールまで送ってもらうとき
陸と小鳥遊さんと話してる時、一瞬だったけど
顔をしかめてた。
それからも、自分以外の人と話している時
嫌そうな顔したりしてた。
だけど…それだけじゃ付き合ってるとは確信できないしって自分にそう言い聞かせてた。」





『…うん。』





天「でも、陸と話してる時凄く…嬉しそうだった。」





『…うん。』






天「それでやっぱり灯里は陸のことが好きなんじゃないかって思った。」




『…恥ずかしいなぁ』






天「そう思ってたら…陸がステージに行く途中
にIDOLISH7のメンバーと灯里の話をしてた
その時の陸の顔はいつもは見せないキラキラした顔だった…その時に陸は灯里と両想いの関係だってわかった。」





『…そうなんだね。』






天「うん…僕はそれでも……君が…


灯里が好きだ。」

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なつめみく - えええええめっちゃいいところでおわるじゃん!!!え、あの多分林檎さんには伝わらないと思うけど林檎さん!!更新まってます!めためた凄い文才もってますね、!!!!! (10月1日 13時) (レス) @page33 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
すみっコ(プロフ) - これで外せましたかね? (2017年9月10日 11時) (レス) id: 34e8f15a17 (このIDを非表示/違反報告)
すみっコ(プロフ) - 本当だ!教えてくださってありがとうございます! (2017年9月10日 11時) (レス) id: 34e8f15a17 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむりん(プロフ) - オリジナルフラグ外してくださいね!の (2017年9月9日 21時) (レス) id: f35d15b5f6 (このIDを非表示/違反報告)
すみっコ(プロフ) - ウアァァ!!初コメントダァ!ありがとうございます!更新できるように頑張りますね! (2017年9月4日 5時) (レス) id: 34e8f15a17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:林檎 | 作成日時:2017年9月3日 15時

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