天使に好かれた少女 2【アイナナ】

百 誕生日編 ページ28

今日は11月11日でポッキーの日である。




千「灯里、ポッキーあげる。」



『いいんですかっ！？やったね！』





…ダーリンには俺がいるじゃない！
てか千あのこと忘れてるんじゃ！！！




百「…。」じとー…





千「はい、あーん♡」



『えー？流石に彼氏いるからそんなのできませんよ？私、陸くん一筋だから』





百「はぁ…ねえ！2人とも、今日は何の日か知ってる？」



『ポッキーの日じゃないんですか？』




いや！そうなんだけどっ！
千ならわかってくれるよね？






千「…ポッキーの日？」




ズガーン！！！！

5年も一緒にやってきたじゃない！！！





百「ひどいよっ！2人とも！！！」






タタタッ



バタン！






『千さん…今日は11月11日でポッキーの日ですよね？』



千「……。」




『えと…他に何かあるんですか？』




千「今日は百の誕生日なんだ。」




『へ…？． ． ．ええぇぇーー！！！？？？』




千「…ほんとは灯里に今日の朝教えて3人で百の誕生日を祝おうと思ってたんだけど…」



『それなら早く百さんのこと呼び戻さないと！てゆうか…何で教えてくれなかったんですか！？』



千「……ったんだ。」




『え？』




千「緊張してて言えなかったんだ。」




『……はぁ！？…ッ、もういいです！
早く百さん呼びに行きますよ！
百さんのセコムならどこ行くかくらい分かるでしょ？』




千「えっと…多分近くにある……猫カフェ」



『…私、猫アレルギーです。』



千「マジか…。」



『まぁ、猫カフェの外で待ってますから！』



千「わかった。」




．



．



．



．




百「はぁ…」



ここの猫カフェお気に入りなのに全然元気がわかない




カランカラーン




千「百ッ！」




百「千？」



千「悪かった！今日は百の誕生日だって本当は知ってたんだ！だけど誕生日当日になると緊張してきて百の前になるともっと緊張す「ッ！千〜！！！」



ダキッ



千「…百？」



百「覚えてくれたらそれでいいよっ！
俺、千に誕生日忘れられてると思って…！
…あれ、そういえば灯里ちゃんは？」




千「…猫アレルギーらしい」




百「プッ…あはははは！！！！」



．



．



．




『あ、百さん！千さん！』



百「灯里ちゃん猫アレルギーなんだね」



『はい』




千「…考えてたんだけど、お菓子作りのプロいるし3人でケーキ作ろうか」





百，灯里「『いいね！/ですね！』」

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