天使に好かれた少女 2【アイナナ】

番外編 trick but treat 〜お菓子をくれてもイタズラするぞ〜 ページ27

今日は10月31日でハロウィンである。




しかも最近一織くんから教えてもらったんだけど





一織「ハロウィンって今ではカボチャが普通ですけど昔はカブだったんですよ。
ちなみに日本では鬼灯(ほおずき)だったんです。」



『そうなの！？』



環「マジで！」




みたいなことがあってからなんだかカボチャが飾ってあると違和感ある…



まぁ、今日はそんなことは言ってる暇はなく
急いで公園に向かう。


私たちが出会ったあの公園に…。





『あ！陸くん！ごめん待たせたよね…』




陸「大丈夫だよ！俺、5分くらいしか待ってないし…あ。」





陸くんは しまった！ という顔をしていてすごく可愛かった。





『本当にごめん！』




陸「いいよ！ねぇ灯里…trick or treat！お菓子をくれなきゃイタズラするぞ？」






ずっきゅーん！！！！







可愛すぎか！！ヤバい…陸くん男の子なのに、
萌え死ぬところだった。




『ッ！ はい、これ！ショートケーキなんだけど…。』




陸「ショートケーキ！？開けていい？」




『うん、いいよ』/////





なんか目の前で開けられると照れるなぁ…





パカッ





小さな箱の中にはプチサイズの丸いショートケーキが入っていて中には少し苺を煮詰めて作ったジャム状のものがスポンジの間に挟んである




『どうかな？』




陸「…。」




『り、陸くん？』




陸「…凄いよ灯里！凄く美味しそう！」





喜んでくれてる！作って損はなかったな♪





『ありがとう』ニコ




陸くんがこちらを じーっと 見つめている視線に気づき私もあの一言を言う





『trick or treat！お菓子をくれなきゃイタズラするぞ？』




陸「お菓子ならあるよ！はい！」




そう言って陸くんが渡してきたのは…
渡してきたのは…えと…トリュフ的ななにか…




陸「形はイビツだけど味は美味しいって三月に褒めてもらったんだ。トリュフなんだけど…
受け取ってくれる？」




『いいよ！じゃあ頂きます。』




一口とって食べると口の中でチョコのほろ苦さが広がってスーッと消えていった




『美味しい。』mgmg




陸「そうかな…
ね、灯里…trick but treat。お菓子をくれたけどイタズラするぞ？…そんなに美味しそうな顔して食べられたら照れるんだから…だからイタズラするから…！」/////





そして目を塞がれたと思うと急に唇が触れ
私の口内を舌が這う




私はいつもと違う陸くんに声を抑えるので精一杯だった

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