不運な僕と優しい君 の段【伊作side】2 ページ36
雫『…あ!その薬草がある場所私知ってる!』
伊作「え!?本当かい!?」
雫『うん!ここからそんなに遠くないから行ってみよう!』
伊作「うん!」
僕は雫の後を着いて行った
すると、森から抜け出した先に草原があってそこには大きな花畑があった
雫『ここ、この前雑渡さんに連れてきてもらった所なの!』
伊作「昆奈門さんに?」
雫『うん!ほら、あそこにたくさん咲いているよ!』
雫の指さす先にはまさに僕の探していた薬草があった
それに他にも滅多に見つけられない薬草なんかもたくさんあった
それから僕たちは風呂敷いっぱいに薬草を詰めて忍術学園に戻ることにした
雫『たくさん集められて良かったね!』
伊作「うん!雫のおかげだよ!ありがとう!」
雫『いいえ〜』ニコ
でも、ここで僕は疑問に思って立ち止まった
雫『伊作?どうしたの?』
伊作「僕がこんなに運がいいはずがない…これは、この先に待ち受けている超不運の前触れなのかもしれない…」
そうだ、こんなにトントン拍子に進むはずがないんだ
雫『伊作!しっかりしてよ!そんなこと気にしちゃダメだって!』
伊作「で、でも…」
雫『大丈夫だから!ね!』ニッ
伊作「…そうだね、きっと、今日は大丈夫」
でも、この後
それは間違いだったと気づいたんだ…
しばらく歩いていると雫の動きが止まった
どうしたんだろう…
伊作「雫?」
僕が雫に近づこうとした次の瞬間
雫『伊作!危ない!』ドンッ
と、雫が僕を押した
びっくりして目を開くと雫の腕に苦無がかすって腕からは出血していた
伊作「雫!?」
雫『ッ!』バッ
雫は苦無が飛んできた方向に向かって手裏剣を投げる
すると…
「チッ、バレたか!」
と、姿を現したのは
雫『ヤケアトツムタケ忍者…』
伊作「ヤケアトツムタケ忍者が僕たちになんの用なんだ!;」
ヤケアト「お前らが持っているその薬草を寄越せ!」
雫『え、やだ』
ヤケアト「やだってなんだ!;」
雫『そのままの意味ですが?』
ヤケアト「もう少し言葉があるだろ!;」
雫『え?無いよ』
すると、突然雫はヤケアトツムタケ忍者を挑発しだした
でも、雫の目はいたって真剣だ
きっと何か考えがあるんだろう
ここで僕が余計な動きをすれば余計に雫を危険な目に遭わせてしまう…ここは様子を伺っておこう
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黒糖さまでーす - スイちゃんのご友人のご友人さん、ずんだ餅さんの意見と同じですわかります尊い (2023年3月12日 1時) (レス) @page21 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - スイちゃんのご友人のご友人さん、その気持ちよくわかります?(´・ω・`)可愛いですもんね。所でてぇてぇ?って何ですか???コメ返お持ちしております (2023年2月22日 1時) (レス) @page42 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんのご友人のご友人 - 伊作〔留三郎いつもすまない〕留三郎〔気にするな、同室じゃないか!〕のやり取りが可愛いすぎて消滅しそう(^^ω)てぇてぇ (2023年1月29日 20時) (レス) @page40 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!留三郎とのお話を書いて欲しいです!更新、楽しみにしています!! (2022年1月12日 23時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これ面白いです続き楽しみにしてますね (2022年1月9日 12時) (レス) @page42 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご x他2人 | 作成日時:2021年4月24日 19時