初めての友達前編 の段 ページ7
それから数日が経ち、私はとうとう忍術学園に入学した
先輩方は前から私のことを知っているからとても歓迎してくれた
でも、問題は…同級生の子たちだ
こちらをチラチラ見てくるが話しかけては来ない…一体どうすればいいんだろう…
早速苦戦中である…
私はそんな空気が嫌で、ちょっと気晴らしに探検のつもりで忍術学園の敷地内である裏山を散歩していた
雫『風が気持ちいいなぁ〜』
気晴らしのために来たのだが、一人になるとまた考え事をしてしまう…
どうしたら同級生の子たちと仲良くなれるんだろう…
話しかけてみないと何も始まらないと分かってはいるが…話しかけるのも勇気がいる…
女の子は私だけで周りはみんな男の子ばっかり…入学できたのは嬉しいが正直不安も大きい…
そんなことを考えながらぼーっと歩いていると前から何かが来る音がした
?「いけいけどんどーん!!」
雫『え?いけいけ?って!!うわぁあ!?』
ゴチーンッ!!
ズササササッ!
私は目の前から猛スピードで走ってきた子とぶつかり、その衝撃で倒れ、山を転がっていった
入学早々不運過ぎないか?私…
雫『〜ッ!いっててて…』
起き上がって周りを見渡すと見たことの無い場所だった…
どうしよう…勢いよく転がってきてしまったようだ…
雫『…そういえば…さっき誰かとぶつかったような…』
もう一度辺りを見渡すと、少し先の方で倒れている男の子がいた
しかも、あろうことか同じ制服を着ている…ということは…
同じ一年生!?
ど、どうしよう!!;
雫『だ、大丈夫?!;』
とりあえず肩を揺すってみる
すると…
?「ハッ!」
雫『!』ビクッ
急に目を覚ました
?「?ここは何処だ?」
雫『……;』
結構転がってきたのにこんなにケロッとしているなんて…;
驚きで声も出ない
?「!お前、さっき私とぶつかったよな?」
雫『へ!?あ、うん、ご、ごめn;』
?「怪我はないか?」
雫『え?』
急に話しかけられぶつかったことを謝ろうとしていたら予想外な言葉が返ってきた
?「思い切りぶつかってしまったからな、怪我はないか?」
雫『う、うん、大丈夫;』
?「本当か?額が赤くなってるぞ?」
雫『へ?』
男の子にそう指摘され前髪をずらす
すると、男の子は眉を下げて傷の様子を見るためか私の額に触れた
雫『いッ!』
?「す、すまん!;」
雫『だ、大丈夫大丈夫…;』
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黒糖さまでーす - スイちゃんのご友人のご友人さん、ずんだ餅さんの意見と同じですわかります尊い (2023年3月12日 1時) (レス) @page21 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - スイちゃんのご友人のご友人さん、その気持ちよくわかります?(´・ω・`)可愛いですもんね。所でてぇてぇ?って何ですか???コメ返お持ちしております (2023年2月22日 1時) (レス) @page42 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんのご友人のご友人 - 伊作〔留三郎いつもすまない〕留三郎〔気にするな、同室じゃないか!〕のやり取りが可愛いすぎて消滅しそう(^^ω)てぇてぇ (2023年1月29日 20時) (レス) @page40 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!留三郎とのお話を書いて欲しいです!更新、楽しみにしています!! (2022年1月12日 23時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これ面白いです続き楽しみにしてますね (2022年1月9日 12時) (レス) @page42 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご x他2人 | 作成日時:2021年4月24日 19時