同室のゴールキーパーの段3 ページ45
…が、その拍子に乱太郎のカゴからも二つかぼちゃが坂を転がって来た
それは勢いよく私の方に向かってきた!
雫『えっ!?;』
バッ!
留三郎「っ!雫!大丈夫か?;」
雫『と、留三郎ぉ…』
留三郎が私の前に来てかぼちゃを抑えてくれたおかげで何とか助かった…
留三郎「二人とも大丈夫k…なぁに!?;」
留三郎の叫び声で上を向くと、伊作のカゴから更にかぼちゃが落ちてきた!
雫『ぁああ!?;』
伊作「ぁぁあ!しまったぁあ!!;」
留三郎「っ!俺に任せろ!」ダッ
留三郎はそう言うと、凄いスピードでかぼちゃの前に立ちはだかった
留三郎「よぉし!勝負だ!」
すると、勢いよく転がったり、岩にぶつかって跳ね返って来るかぼちゃをどんどんキャッチしては伊作や乱太郎へパスする留三郎
まさしく、ゴールキーパーと言えるだろう
…って!感心してる場合じゃないし!
留三郎は最後のひとつを何とかキャッチして、伊作へと投げた
留三郎「っ!…ふぅ、おーい!これで全部だ!」
伊作「さすが留三郎!」
乱太郎「スゴーイ!食満先輩!」
雫『!』
ザッ!
その時、私は違和感に気づいて留三郎の元へ走った
すると、留三郎の足元が崩れ落ちた
留三郎「!」
これには留三郎も油断していたみたいだ
伊作「留三郎!!」
乱太郎「食満先輩!!」
間に合え!!
雫『留三郎ぉお!!』
ガシッ!
留三郎「っ!雫!」
雫『っ!』
留三郎が落ちる瞬間、私は何とか腕を掴んだ
伊作「雫!」
雫『留三郎、今上げるからっ!』
こう見えても私は体育委員会副委員長だ!
男性一人くらいは持ち上げられる!
雫『おらぁあっ!』
グイッ!
留三郎「ぉわぁあっ!?;」
私は勢いに任せて留三郎を持ち上げた
すると、思っていた以上に力を入れずきたみたいで宙を舞う留三郎
伊作「うわぁぁ!留三郎!?;」
乱太郎「食満先輩が宙を舞っている!?;」
雫『オーライ、オーライ…っと!キャッチ!』ニッ
私は焦る伊作と乱太郎を横目に難なく留三郎を横抱きでキャッチした
留三郎「……;」
伊作「す、すごいよ雫!」キラキラ
乱太郎「雫先輩かっこいいです!!」キラキラ
雫『あはは、まぁ、体育委員会副委員長だからね!』ニッ
とても目を輝かせながら見てくる伊作と乱太郎にニッと笑って答えた
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黒糖さまでーす - スイちゃんのご友人のご友人さん、ずんだ餅さんの意見と同じですわかります尊い (2023年3月12日 1時) (レス) @page21 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - スイちゃんのご友人のご友人さん、その気持ちよくわかります?(´・ω・`)可愛いですもんね。所でてぇてぇ?って何ですか???コメ返お持ちしております (2023年2月22日 1時) (レス) @page42 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんのご友人のご友人 - 伊作〔留三郎いつもすまない〕留三郎〔気にするな、同室じゃないか!〕のやり取りが可愛いすぎて消滅しそう(^^ω)てぇてぇ (2023年1月29日 20時) (レス) @page40 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!留三郎とのお話を書いて欲しいです!更新、楽しみにしています!! (2022年1月12日 23時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これ面白いです続き楽しみにしてますね (2022年1月9日 12時) (レス) @page42 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご x他2人 | 作成日時:2021年4月24日 19時