同室のゴールキーパーの段 ページ43
今日は、特にすることもなく暇だった私は裏々山にお散歩へ行くことにした
すると、伊作と乱太郎、留三郎と出会った
伊作と乱太郎の背中のカゴには沢山のかぼちゃが積まれていた
乱太郎「あ!雫先輩!」
伊作「本当だ!」
雫『やっほー!三人揃ってどっか行ってたの?』
留三郎「いや、俺はさっき二人に会ったところだ」
乱太郎「実はですね〜…」
乱太郎から話を聞くと、どうやら余った薬を売ったお金で保健委員のみんなためにかぼちゃを買ってきたようだ
雫『へぇ〜!それはきっと喜ぶね!』
伊作「うん!それにしても…今回は」
乱太郎「不運なことが一度も起きませんでしたね!」
伊作「そうなんだよ!」
乱太郎「まさに奇跡!」
雫『え!本当に?;』
留三郎「し、信じられん…;」
乱太郎「それが本当なんですよ!」
雫『だ、大丈夫かなぁ…;』ボソッ
留三郎「心配だなぁ…;」ボソッ
伊作「だから、大事に大事に持って帰るんだ!」
乱太郎「不運なんてもう怖くありません!」
留三郎「雫はどこかへ行くところか?」
雫『ううん、暇だったからお散歩してただけだよ』
留三郎「じゃあ、一緒に行かないか?…伊作の不運が大人しくしている筈がないからな…」ボソッ
雫『うん。じゃあ、私もそろそろ戻ろうかなぁ』ニコ
乱太郎「それでは一緒に帰りましょう!」
こうして、私は伊作、乱太郎、留三郎と共に学園に戻ることになったのだが…伊作の不運が起きていないって…逆に心配だなぁ
すると、伊作の目の前にいかにも転んでくださいと言うような石が…
でも、それに気づいた伊作はひらりと回避した
伊作「と…この通り、つまずきそうな石もひとっ飛び!…なぁんちゃって!//」
乱太郎「パチパチパチパチ!」
これには乱太郎も喜んで拍手をしている
でも、私と留三郎は思った
留三郎、雫「『(石につまずくのは…不運じゃなくて、不注意だろうに…);』」
もう、心配しかないよ…
すると、次はいかにも転んでくださいと言うような木の根っこが…
これも、伊作はサラッと回避…はしたのだが、着地した所に木の枝が!
それに足を滑らせる伊作
ツルっ!
伊作「うわぁぁぁ!」
乱太郎「あ!」
その瞬間、私と留三郎が動いた!
留三郎「っ!」
雫『伊作!』
留三郎は何とか伊作が転ばないように後ろから支え、私はかぼちゃが落ちないように抑えた
乱太郎「食満先輩!雫先輩!」
同室のゴールキーパーの段2→←不運な僕と優しい君 の段【伊作side】8
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黒糖さまでーす - スイちゃんのご友人のご友人さん、ずんだ餅さんの意見と同じですわかります尊い (2023年3月12日 1時) (レス) @page21 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - スイちゃんのご友人のご友人さん、その気持ちよくわかります?(´・ω・`)可愛いですもんね。所でてぇてぇ?って何ですか???コメ返お持ちしております (2023年2月22日 1時) (レス) @page42 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんのご友人のご友人 - 伊作〔留三郎いつもすまない〕留三郎〔気にするな、同室じゃないか!〕のやり取りが可愛いすぎて消滅しそう(^^ω)てぇてぇ (2023年1月29日 20時) (レス) @page40 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!留三郎とのお話を書いて欲しいです!更新、楽しみにしています!! (2022年1月12日 23時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これ面白いです続き楽しみにしてますね (2022年1月9日 12時) (レス) @page42 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご x他2人 | 作成日時:2021年4月24日 19時