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008.依存 ページ10

しかし、高校に入るとそんな環境が変わった。


高校一年、もう趣味の話は止めようとさえ考えていた春。


私の親友だけは違った。
虫が好きというわけでも、機械が好きというわけでもないのに話を親身に聞いてくれた。


最初はからかってるのかと思っていたが、彼女はずっと私の隣で話を聞いていた。



こんなお人好しも存在するのか。



今まで受け入れられなかったこともあり、これを逃したら友達がいなくなる、また孤独が始まると思った。



彼女と一緒にいるようになり、他に友達を作ることは諦めた。



これがよく無かったんだ。



そんな生活を一年も続けた結果、周りはすでにグループを作り、友達同士でまとまっている。


友達が少ない私には、とても窮屈な環境と化していた。


そこで気づいた。...また昔と同じ状況だ。

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作者名:白虎 | 作成日時:2018年8月8日 11時

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