【ヒプマイ】Shangri-La─α

018.喪失 ページ20

なんだこれ



別に合わせてるわけじゃない。話したいことが合ったから話に来ただけなのに！話してみたかっただけなのに！



その女の子は優しく話してくるもんだから、こちらもむやみに対抗できない。




生徒3「あ、でもほら、、男の子のすることが好きな女の子だってきっとどこかにいるでしょ？他にも探してみたら案外近くにいたりするかもよ」




...何...遠回しにどこか行けと言わんばかりの雰囲気。
男の子が好きなものが好きで何が悪いんだよ...人の好みなんてそれぞれでしょ...



いちいち教えられたことを真に受ける必要なんてないじゃん
確かに学校では昔から女性第一と教わってきた。口の悪い教師なんかは、女は優秀、男は戦うことしかできない下郎だのなんだの



男の真似をすると自分の価値を下げてしまう、絶対真似するんじゃないぞ、と


なにもそこまで言う必要ないじゃん。


お兄ちゃんみたいに優しい人もいる。銃兎兄さんみたいに仕事をきっちりこなす人もいる。
なのに...なのに...


レディファースト？そんな優しい言葉はもう存在しない。ここは女によって敷かれたカーストの中だ








この世界は間違ってる
こんなの私の思い描く社会じゃない

019.小説の作者→←017.挑戦

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す