あ「青江」 ページ36
「晩酌、付き合ってくれてありがとね...えぇっと...」
「Aだよ。っはは、そういえばお互い名前も言ってなかったね」
Aは手を差し出し、彼はそれに応える
「あたしは次郎太刀。よろしくね、A」
その握られた手から、霊力が伝わり、彼の身体にある見えない傷が癒える。
「…あんた、知ってたの?」
「酒の礼だよ。よかったらまた飲もう。それじゃあおやすみ。」
Aは離れに戻るが、迂回する。
――――
「私に何か用事があったかな?青江」
「フフ、鋭いよねぇ君。やっぱり気づいてたんだ」
普段の余裕のある笑みのつもりなのだろうが、口元の歪みをAは見逃さなかった。
「何かあったの?」
「あぁ。病み上がりのAちゃんに、こんなことを頼むのは心が痛むんだけどね…
石切丸さん達を、助けてほしいんだ。」
その眼差しは真剣で、拳には力が入っていた。
「目星はついているんだね?」
「あぁ。本丸の蔵だ。だけど、誰も開けられない。あの忌々しい審神者が強力な呪いをかけて閉じ込めたからね」
「なるほど、前任は御神刀の彼らに怯んだようだねぇ。今すぐ助けたいところだけど、また彼らを心配させてしまうからね。明日でもいいかな?」
「もちろんだよ。」
ラッキーカラー
あずきいろ
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詩苑(プロフ) - 面白いとかの感想の前にセリフカラーで読みにくい。 (6月25日 0時) (レス) @page7 id: c3d5b8047c (このIDを非表示/違反報告)
小枝(プロフ) - よっしーさん» ご愛読ありがとうございます!何度も読み返す程気に入ってくださったのですね…嬉しい限りです!不定期更新ではありますがよろしくお願いします! (2023年1月27日 5時) (レス) id: bef153b913 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー(プロフ) - はじめまして!とても面白く何回も読んでしまいました!更新楽しみにしてます! (2023年1月22日 23時) (レス) id: c700d17df9 (このIDを非表示/違反報告)
小枝(プロフ) - アリス・キーリングさん» ご愛読ありがとうございます!カラーについては以前より苦心しておりました。カラーにも黒字にも長所がございますので、読者の皆様が読みやすい作品となりますよう、精進してまいります。 (2022年11月24日 2時) (レス) id: bef153b913 (このIDを非表示/違反報告)
アリス・キーリング(プロフ) - レス失礼致します。とても面白くすぐに読み切ってしまいました。一点カラーでのセリフを辞めていただけると助かります。ピンクや薄い青、薄紫など白い背景のためどうしても見にくくなっています。できればで良いのですが黒字で書いていただけませんでしょうか? (2022年11月16日 22時) (レス) @page33 id: 8740f5ba7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小枝 | 作成日時:2022年7月18日 17時