〃 ページ25
*
「……」
えっと…?死んだ…のか、私は?
死んだ割にはなんか…ずいぶんとその…
『
え、誰。
『誰って………礼儀としては、其方から名乗るべきじゃないですか?』
あ……確かにそうだな……
「………
『……白草さん、ですか、』
「……貴方は?」
『……えっ?』←
「えっ?」←
いや「えっ?」じゃないだろ……
こっち名乗ったんだからそっちも名乗るだろ普通……
『…………っえ、あ、今!!今から、名乗ろうとしてたんです!』
嘘だな。
『ぅ、嘘じゃない……です』
いや、嘘だろ
『……う、嘘、じゃないですから』
の割には、随分と汗かいてるな……
『………あ、あはははは〜〜な、な、なんか暑いですねぇ〜ここ!!』
………無理矢理誤魔化しやがったぞコイツ。なんか喋り方もぎこちないし……
もしや、これが素なのか??
『 断 じ て 違 う ! !』
真っ向から否定した……が、全く以て説得力がないな。
………ん?
『((ボソッ…うるせぇよ…』
そういえば、さっきから私が考えてること全てに言い返されている気が……
………もしかして
「今、私の考えてること、分かっちゃってる系ですか?」
『う、うえぇっ!?そ、そんなことは……』
………図星か。
取り敢えず、私のプライバシー帰ってこい
「ところで、貴方の名前まだ聞いてないんですが」
『あ』←
わすれてたのかよ
そうか、バカなのか←
『誰が馬鹿だ!!』←
「そこだけ過剰に反応するの止めてくれません?疲れる」
『………』←
よっしゃ、勝った←
『いつお前が私に勝ったと、錯覚していた?』←
「なん…だと…!?」←
『………』←
「………」←
無言で握手したのはいうまでもない。
「とりま名前教えろ下さい」
『ウィッス』←
____
『私の名前は…………
すまん、教えることはできない』
「いや、散々引っ張って置いてそれはないでしょう」
『とにかく』
私の声を遮り、“彼女”は続けた。
『私は、白草さん……お前に、頼みたいことがあって、ここに呼んだんだ』
「……?」
私に、頼みたいこと?
『あぁ。単刀直入にいう。
“私”になってくれないか?』
「……は?」
何言ってんだ?
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翠輝 - 賢治姉のキャラクターに引き込まれました。面白かったです、是非続きをお願いします。 (2016年9月26日 22時) (レス) id: bfcd9a4d58 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - おらん時さん» お姉さんの怪力は元という設定でいきたい(真顔)←異能力はまた別のやつです←コメントありがとうございます! (2016年7月20日 6時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
おらん時(プロフ) - デコピンに思わず笑ったぜ←…ん?賢治のお姉さんも賢治くんと同じ異能なのかな、じゃないと、あの賢治くんが悶えるだなんて…。新奥義(笑)私の新奥義はねぇ…h(ry← (2016年7月20日 1時) (レス) id: 07a8919c5f (このIDを非表示/違反報告)
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