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「えっと………私になってくれと言うのは、いったい……」


そもそも、私たった今死んだところなんだけど。輪廻転生あるか否か確かめようとしてたんだけど。


『だからこそ、だ。死んだお前だからこそやってほしい。』

「そんなこと言われても……」


というか、死ぬか死なないか以前に何で私?アレなの?決められてたの?死ぬ運命どころか成り代わる運命も背負ってたの??


『………あるところに、一人の少女がいた。』


え、昔話??


『その少女は、姿も醜い、彼氏もいない、友人も数えるほどしかいなかった。』


……え、それまんま私じゃn


『嘘つけぇ!!お前はそれなりに友だち多かっただろーが!!』←


怒られた。


『しかも、性格に難がある。人をとことん見下してはリア充である女達をビッ〇呼ばわりした』

「うわぁ………」


ひでぇな、いろいろと。


『それに比べ、少女の弟は彼女とは全くの正反対だった。』

「……弟?」


『スポーツもできる、勉強もできる、男女共に人気がある……当然、姉である彼女は弟を妬ましく思ったと同時に、羨ましく思った。』

「………」


出来の悪い姉と、出来の良い弟………か。


『………その弟が、姉にどんな態度をとったか、想像できるか?』

「……鬱陶しがられた挙句、避けられた?」

『………』


無言で頷く辺り、正解らしい。
と、いうか……


「そのお姉さんって、まさか……」

『言うな。話はまだ終わってない。』

「あっ、はい」←


どうやら、まだ続きがあるらしい。


『……でも、』

「……?」

『どんなことがあっても、

あいつ(・・・)

………弟は、姉を(私を)見捨てなかった』


「…………いい弟さん、ですね。」



………何だかんだで見放さない弟………ね。



『…やがて、わたs……姉は後悔する。』

「………」


目を伏せて、彼女は続けた。


『あと少し勇気を持って人と接していれば、友達もできたのではないだろうか。

ほんの少しでも、周りの好意(日常的なね)に気づいていたらなら、それだけでぜんぜん違った道を歩くことができたんじゃないか。』


「………あの、失礼かもしれませんが、今はお幾つで?」

『………大学卒業から4年目。そろそろ新米というレッテルが取れそうになってるところだ。』


留年していないのなら、
大学卒業したとなると25歳……つまり…


あ、(察し

〃→←〃



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作品ジャンル:アニメ
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翠輝 - 賢治姉のキャラクターに引き込まれました。面白かったです、是非続きをお願いします。 (2016年9月26日 22時) (レス) id: bfcd9a4d58 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - おらん時さん» お姉さんの怪力は元という設定でいきたい(真顔)←異能力はまた別のやつです←コメントありがとうございます! (2016年7月20日 6時) (レス) id: b4895c0cf1 (このIDを非表示/違反報告)
おらん時(プロフ) - デコピンに思わず笑ったぜ←…ん?賢治のお姉さんも賢治くんと同じ異能なのかな、じゃないと、あの賢治くんが悶えるだなんて…。新奥義(笑)私の新奥義はねぇ…h(ry← (2016年7月20日 1時) (レス) id: 07a8919c5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年6月26日 18時

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