# day31 ページ37
辛い。
辛いよ。
「私もう生きていけないかも」
平蔵「中間テストぐらいで大袈裟だなぁ」
万葉「平蔵は毎度舐めてかかりすぎだと思うが…」
空「A、必要なら俺いつでも試験勉強手伝うからね」
蛍「私も。いつでも呼んで」
「うぅ〜、空も蛍も本当にありがとう…」
私、この世界に来てから生きるために必死だったから実は勉強とかあんまりしてなくて…はは…
そんなことを思いながら私は少し目線を上げる。
空:137
蛍:141
平蔵:23
万葉:37
まぁ、その甲斐あって今こうでクラスの子達からの目も変わってきたっていうのはそのはずなんだけど…
いや、私だって前の世界では少しは成績良かったですよ
でもこの世界とでは必要な知識が少しずつ違うからあまり私の知識が役に立たないというか…
とにかく凄くピンチなわけで
「勉強、しなきゃなぁ…」
私の呟きは騒がしい教室の空気に溶けていった。
────────────
別の休み時間
ダンッ！
「へっ！？」
突然そばで大きな音が鳴って思わず変な声をあげて飛び上がる。
周りに誰もいなくてぼーっとしてただけなのに何かがものすごい勢いで机に叩きつけられたんですが！？
…って
これ…私のノート？
確か宿題で提出したやつ…
突然の出来事に恐る恐る顔をあげると…
「…！？」
学生にしては珍しい感じの髪型の…吊り目の男子が目の前に立っていた。
ノートを大量に抱えているから、多分ノートを配ってくれたってことだと思うんだけど…
………めっちゃ美人……
って、そうじゃなくて！
な、なんかさっきから死ぬほど睨まれてて怖い…！！
私達初対面のはずだよね…？私何かしたっけ！？
少し体が震えてきて、血の気が引いていく感覚がしていると。
空「放浪者！君は何でそんな人や物に当たるんだ！？」
空が急いで私達の方に駆け寄ってくる。
蛍「そうだよ。特にAに関しては毎回あたりが強いし…Aのこと傷つけたら許さないけど」
蛍もすぐに来て、私とその男子…放浪者さん…？の間に立つ。
放浪者「…君達、本当にこの女から離れないね」
空「放浪者には関係ない」
放浪者「君達がどうしようが僕には興味ないけど、早く君達はAから離れるべきだよ」
蛍「絶対に嫌」
放浪者「チッ…面倒だな」
そう言うと放浪者さんは踵を返して去っていってしまった。
突然の出来事と彼の態度に、私達は立ち尽くすことしかできなかった…
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み(プロフ) - ずはさん» 確かにあんな大胆な発言された後に双子とお勉強会ってちょっと浮気してる感あるかも…？笑 (5月9日 7時) (
レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
ずは - 空蛍に勉強おしえてもらえるのすごい羨ましいしすごい良いけど、放浪者にあんなこといわれたら断ってしまいそうな自分がいる… (5月6日 1時) (レス) @page45 id: 93d9269e65 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - あさん» 楽しい時間をお届けできているようで幸いです、更新も頑張ります！thanks！！ (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ずはさん» ﾋｬ…こういうの結構私の主観に基づいて書いてるのでそう思っていただけてとても嬉しい…ありがとうございます…🫶 (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
あ - まじで面白い！次の投稿待ってます！ (5月4日 16時) (レス) @page44 id: c592e3767f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2024年2月22日 0時
