目覚めたら好感度最悪だった件 【原神】

# day29 ページ33

あのね？その

わかるんだよ

ウェンティは多分私と行秋さんが話す時間を作ってくれたってことなんだろうけど



行秋「……」

「……」



気まずすぎません？

さっきから会話がないんだよね

話しかけようにも座ってるとこちょっと距離があるから話しかけられづらいし
かといって急に距離詰めて馴れ馴れしく話すのも違うじゃん？


ちら、と横の行秋さんを盗み見る。



行秋:−46



……意外と上がってる…


…って、そうじゃなくて！

せっかくのチャンスだよね
とりあえず話を…！




「あの、行秋さん！」

行秋「A、少しいいかな」



「「……」」



話そうとしたら、お互いの言葉が被ってしまった。


た、タイミングばっちし…
私達仲がいいのかな、ははは…(白目)



行秋「Aから先に言ってくれ」

「行秋さんこそ先にどうぞ」

行秋「…いいのかい？それなら」



そう言って行秋さんは一つ間を開けて…私の方を向いた。



行秋「聴きたかったことがあったんだ」

行秋「君は…僕のことをどう思ってるんだい？」


「え、私？」



予想外の質問に戸惑う。


それ私に聞く？

私そんなに行秋さんのことを知ってるわけじゃないし実験一緒になった時くらいしか印象ないけど…


「…私の偏見でいいなら」

「見た目おしとやかな感じな割には性格はウェンティ達と変わらないなぁ、っていうイメージですね」


なんというか、年相応の男の子って感じ…？



そう言うと行秋さんは目を見開いて


行秋「ふっ…あははは」

「へっ？」


突然壊れたように笑い出した。


えっ、何
何か面白かった！？


行秋「いや、あははっ！ごめん、はは…何でもないんだ」

「笑ってるのに何もないは絶対嘘でしょ…！？」

行秋「本当に…はぁ、今の君は面白いね」


？おもしろ…？


行秋「とにかく、それが聞けてよかったよ。ありがとうA」

「えっと、こちらこそ…？」


あ、頭が追いつかないけど

とりあえずいい答えを返せたってことでいいのかな…？


そうだ、好感度見ればわかるかも！


そう思ってこっそり行秋さんの頭の上の数字を確認すると


行秋:−25


！！やっぱり、凄く上がってる！


行秋「A？どうかしたのかい？」

「な、何でもないよ！」


とか言いつつ嬉しくて顔がにやけてくる…！


行秋「それで、君の話したいことっていうのはなんだい？」

！そうだ、忘れるところだった


「実はこの前…」


そう言って私は行秋さんに事の経緯を話し始めた…

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