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# day20 ページ24

その日の放課後、私はウェンティさんと図書室に向かうことにした。



ちなみにここに来るまでに着いてくる空と蛍を撒くのが大変だった

連れてきちゃダメだったのかって?

2人がいると私の調べたい事が調べられなさそうじゃない?色んな意味で…()

決して邪魔だと思っているわけではないんだけど



ウェンティ「それで、行秋は君はここで本を破り捨てたとか話してたよね」

「うん…一体どうして」


リサ「あら、可愛い子ちゃん達。本を探しにきたの?」



ウェンティと話していると、後ろから声をかけられる



「リサ先生…!どうしてここに」

リサ「わたくしは図書館の管理も任されているから、少し様子を見に来ただけよ」



へぇ、リサ先生ってそんなこともしてたんだ!



ウェンティ「そうだ、リサ先生に聞けば何かわかるんじゃない?」

「そっか!先生、少しいいですか」

リサ「どうしたの?何か困り事?」


「実は…その、私が大分前にここで本を破ったこととかありませんでした…?」

リサ「……あぁ、確かにあったわね」



リサ先生の声のトーンがわかりやすく下がる。

あれ、もしかしてまずいことを聞いたんじゃ



「そっ、その時に破った本が何だったかを知りたくて…!」

リサ「それは……さぁ。何だったかしら」

リサ「図書委員の生徒に聞いた気がするけれど、随分前の事だから忘れてしまったわ」



やばい、この話をするリサ先生から来る圧が凄いよ…!

隣のウェンティと顔を見合わせて焦っていると



??「その本なら、ぼくが知っている」



後ろから声がかかって、振り返る。



ウェンティ「…おや、重雲じゃないか。君1人でここに来たのかい?」

重雲「あぁ。少し調べものがあって来たんだが、話をしているのが耳に入って…」



救世主!!
場の空気を救ってくれる救世主が来たのでは…!?



「私が破った本をどうして知ってるんですか?」

重雲「行秋から話を聞かされていたんだ。その事を話している時、ずっと行秋は悲しそう…というか不思議そうな顔をしていた」



不思議…?一体どういうことだろう



「それで、その本は何て名前なんですか?」


重雲「ぼくの記憶が間違っていなければ、『王子と姫と村娘』という本だ」


リサ「そう、そうだったわ。その本、なくなってからはここに置いてないのだけど…」



王子と姫と村娘…?

聞いたことない作品だけど


「とにかくそれがわかれば十分…!」


「早速私、その本買って来ます!!」

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(プロフ) - ずはさん» 確かにあんな大胆な発言された後に双子とお勉強会ってちょっと浮気してる感あるかも…?笑 (5月9日 7時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
ずは - 空蛍に勉強おしえてもらえるのすごい羨ましいしすごい良いけど、放浪者にあんなこといわれたら断ってしまいそうな自分がいる… (5月6日 1時) (レス) @page45 id: 93d9269e65 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あさん» 楽しい時間をお届けできているようで幸いです、更新も頑張ります!thanks!! (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ずはさん» ヒャ…こういうの結構私の主観に基づいて書いてるのでそう思っていただけてとても嬉しい…ありがとうございます…🫶 (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
- まじで面白い!次の投稿待ってます! (5月4日 16時) (レス) @page44 id: c592e3767f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2024年2月22日 0時

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