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彼はきっとここだろうな。そう思って、Aは秘密の場所へと向かった。
そうしたら、彼はやっぱりそこにいた。
「ドラコ」
Aは彼の名前をそっと呼ぶ。ドラコは伏せていた顔を上げた。
いつもより青白い顔をしている。
──拳を突き上げたのは、ハリーだった。
グリフィンドールは200点の差をつけてスリザリンに勝利し、優勝を手にした。
今、寮では宴が行われている。Aはそっとそれを抜け出してきたところだ。
「お疲れ様」
「…慰めはいらないって、前にも言っただろ」
「慰めじゃないのよ。本心」
Aはドラコが座っていたベンチの隣に腰掛ける。
慰めはいらないなんて突っぱねておきながら、ドラコは少し横にずれて、Aのためにスペースを空けた。
「見ていてくれって言ったでしょ、あなた。私、グリフィンドールを応援していたんだから、そんな暇ないわよって思ってたの。でも、私、あなたに釘付けだった」
ドラコは黙ったままだ。
「この人は、クィディッチが好きなんだなあって思ったわ。…惜しかったね」
「…勝つって言ったからには、Aには僕がスニッチを掴むところを見てほしかった」
ドラコはぽつりと零す。
先ほどまでは強張った表情をしていたのに、すっと力が抜けて、大きく息を吐いた。隣に座るAに寄りかかり、目を瞑る。
「勝てると思ったんだ」
Aはドラコの髪を混ぜるようにして撫でた。ブロンドがぐしゃぐしゃになる。クィディッチでボサボサになっていたし、この後シャワーを浴びる予定だったから、ドラコはどうでもよかった。
Aは好きに寄りかからせていたから、ドラコも好きに撫でさせた。
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べべべーべ(プロフ) - イッキ見してしまいました！ドラコと主人公かわいすぎませんかっ！！！！作者様の書き方とても読みやすくて大好きです。続きをお待ちしております (2月20日 3時) (
レス) @page5 id: 49ba69b450 (このIDを非表示/違反報告)
チョコドーナツ(プロフ) - あまえて来るドラコがかわいい……!!それに主人公の性格がすごく好きです！ (10月22日 2時) (レス) @page2 id: 915577a7d1 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 一気読みしてしまいました^ ^つかず離れずな関係がリアルで素敵です！ゆっくり待たせていただいております^ ^ (10月12日 6時) (レス) id: 354ea7a522 (このIDを非表示/違反報告)
まろ - とても面白いです！更新楽しみにしてます〜！^ ^ (8月8日 17時) (レス) id: 8670eb784a (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 更新楽しみにしています☺️ (8月8日 8時) (レス) id: 7c123a14af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深海
| 作成日時：2023年7月16日 0時
