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第9話 ページ12

貴女side


『それじゃ、タメ口とかの許可はするから伝えておいてね』

「…ボス、どうして許可を?」


一旦スピーカーを切り、ボスと話す

まふまふさんはよっぽどタメ口で話してくれるのと同居のことが嬉しかったのか、ベッドの上でバタバタと暴れている

まるで子供みたい←


『Aが納得できないのも分かる。
確かに報告書とかもあるし、部下のことも、Aには過去のことだって関係してくる』

「なら!」

『でもさ、いつまでもこのままだったらダメでしょう?』

「それはっ…」

『大丈夫、私を信じて?』

「…まだ納得はできませんが、わかりました。
何とかやってみます」

『うん、それとA』

「あ、はい」


話が終わったと思い、通話を切ろうとする手を止める

まだ話しあったっけな

忘れもの…はないよね

なんだろう、と頭を捻らせていると


『同居が嫌だからって死期を早めないようにね』


心臓が一気に激しくなった

まるで心の内を見透かされたような感覚

それもそのはず

まふまふさんには悪いが、ほんの少しだけ死期を早めようと考えていた

ほんの、少しだけ←


「…そんなこと、しませんよ?」

『うん、一応言っておこうと思ってねぇ』


ボスは分かっている

そんなことを言われたらできないじゃないか…


『それじゃ、悪魔には気おつけて〜』

「分かってますよ」


それでは、と言い通話を切る

悪魔、か

今は死神も結構人間界で動き回っているから大丈夫だと思うけど…一応注意しておこう


「それじゃあ、これから私はなんと呼べばいいですか?」

「気軽にダーリン♡って呼んでよ!」←

「では私は帰りますねさようなら」

「ごめん嘘だから帰らないでえええ!」


思いっきりボケたまふまふさん

帰ろうとすると腰辺りに抱きついてくるがそれを引きはがす


「はぁ…なんて呼べば?」

「んー、っとね…」


顎に手を添えてうーん、と唸っている姿は最早男じゃない

完全なる女子だ

どうしてこの人男なんだよ…


「ならまふって呼んで!」

「…まふ?」


そう呼ぶとパァァァっと顔を輝かせたまふ

なんとまぁ可愛らしい←


「もう1回!」

「まふ」

「もう1回!」

「…まふ?」

「も、もう1回!!」

「もう嫌です」

「えぇ!あと1回だけ!」

「はぁ…まふ」

「んんんん!!」←


そう叫んで倒れてしまった

いや、なんで倒れるの

とりあえず倒れたまふをベッドに運ぶ

この人の担当…憂鬱すぎます…

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水夜 - 面白いです!更新待ってますd(>ω<。) (2020年7月25日 15時) (レス) id: d3c4f80095 (このIDを非表示/違反報告)
闇猫少女(プロフ) - コメントもらえた、、、!ありがとうございます! (2018年1月4日 9時) (レス) id: 7103f62b97 (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - これからも更新楽しみにしています! (2018年1月4日 0時) (レス) id: cfe2cc8d41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇猫少女 | 作成日時:2017年12月16日 21時

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