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(↓)
『ｯ＿＿ ッ＿＿＿＿！！』
黒尾「ッ、うぉ、っ！！」
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Aが地べたに這いつくばった瞬間、
身体に走っていた重みが全て取れていた。
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真人「あーぁ、反動来ちゃってるね」
『ッ、』
真人「けどよく声出せたね！」
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脚が竦んで全く動かない。
男なのに、彼氏なのに。
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真人「それじゃあ、A。答えは？」
『……( ﾆｯ』
「「！」」
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彼奴の横顔から零れる笑み。
まだ諦めてない、そう言われている様だった
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『��爆ぜろ��』
真人「ﾂｯ!!………それが、君の答えなんだね」
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喉、本当に使えなくなるよ？と笑う男。
Aの顔も次第に曇っていた。
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真人「そっか。じゃあ＿＿＿＿死.んで？」
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立ち上がろうとしてまた倒れ込む。
何度も何度もそれを繰り返す。
彼奴の意思に歯止めをかけたくても、
何もかもに負けてしまっている自分がいる。
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ほんっとに情けない。
ただ手を伸ばすことしか出来ない自分が。
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【 悔しくて、醜くてたまらない。】
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「そう簡単に殺させないよ、」
「「！」」
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一瞬のうちに煙が上がる。
Aの傍には血を付けたあの先生が居た。
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五条「幸せにならなきゃって言ってるのに。
何で無茶ばっかりするんだよ、ほんと」
『…ｯ、ぁ、』
五条「良いよ、もう、喋らなくて」
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先生がAの頭に手を置く。
その瞬間、Aはカクンッと項垂れた。
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真人「あれ〜？五条悟じゃないか。
出向いてくれるなんてラッキ…ぁえ？」
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男は笑いながら話していたが、
自身から流れる血に目を見開いた。
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五条「超気分悪いんだよね。俺。」
「「！」」
五条「失せろよ、呪霊風情が」
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高圧的な態度に男も揺らぐ。
後ろに居る俺たちでさえ、顔を歪めた。
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真人「祓わなくて良いんだ、呪術師なのに」
五条「お前より優先順位高いんだよ、」
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そう言う先生はAの体を抱き寄せて、
血を拭うように手を動かした。
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真人「仕方ない。今日は退散するよ、」
五条「･･･」
真人「その子とはまだ、話がしたいからね」
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バイバイ、と言って消える男を背に、
先生はAを抱えた。
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五条「すぐ硝子んとこ連れてくからね」
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俺たちに睨みを効かせて、
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ほのり - 私は狗巻くんや黒尾さんが大好きなのでこの作品を見つけた瞬間これだ！ってなりました(笑)｡良い作品なんだろうなと思い読んでみたらやっぱり神作品だなと思いました｡これからも色々な作品を書けるように私なりに応援したいです！頑張ってください！ (2022年11月12日 22時) (
レス) @page48 id: f2c3e82c38 (このIDを非表示/違反報告)
そらまゆ🌸🍓 - 面白くて一気読みしました(笑)可愛いい〜♥作者さん神過ぎません？ (2022年4月21日 1時) (レス) @page48 id: 7272f2ecda (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - なるほど！ってなりました！！ (2022年2月13日 23時) (レス) @page12 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 棘くんの双子さんなのにどうして3年生なんだろ？？続き読めば分かるかもなので読み進めていきます！ (2022年2月13日 23時) (レス) @page8 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮。(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!こんな神作品ありがとうございます!!!この作品のような呪言師設定で他のオチのやつも見てみたいです…!!これからも応援してます!!!! (2021年6月3日 18時) (レス) id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shimo
| 作成日時：2020年12月1日 16時
