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『帰ってきた』 ページ40

S:勇太



紫耀「なぁ、いい加減にしろよ?」



海人「なにが?」



紫耀「お前今何時だと思ってんの?」



海人「知るかよ。時計みろや」



紫耀「お前がみろ」



紫耀にぃが海人の頭をパシッと叩いた。



ここ最近また夜遊びが続いて
帰ってくるの遅くて何度か注意を受けてる。



冬だし、体調崩すことも多くて、
紫耀にぃは心配してるんだけど
その心配を鬱陶しいと思ってるのか
どんどん帰ってくる時間が遅くなる。



紫耀「ん?海人、熱あんじゃない?」



海人「ねぇーよ。」



いや、俺もあると思う。



口では強がってるけど、
頬は赤く熱って、
目も少しトロンとしてるし。



紫耀「ちょっと熱測って。」



海人「無理だから。」



紫耀「無理じゃなくて。」



海人「無理」



紫耀「何度も注意してたのに
こんな時間まで遊んで熱出して、
それでその態度ですか?」



海人「は?悪いかよ…」



海人はいつも反抗してて疲れないのかなー。笑



紫耀「ちょっと待て。熱測って。
あと夜の診察もしてないし、
お薬日記もまだ見てない。」



よく聞く会話だなーって
ソファーで座って見てたら…



紫耀にぃに掴まれた手を
振り払おうとしたら、
海人の体が傾いた。



海人「っ……」



紫耀「っと、あぶね。
びっくりしたね。ちょっとこのまま横になろ。
勇太、そこのクッション取って。」



海人「いぃ…や、めろ…なん…もねーよ…」



紫耀「なんもない奴は倒れないでしょ?
とりあえず、楽になるまで横になってよ。」



紫耀にぃが海人の体をぺたぺた触りながら
『やっぱり熱高いなこれ』って。



優にぃも、廉にぃも
倒れた瞬間は近寄ろうとしたけど、
紫耀にぃへのあの反抗ぶりを見て
また遠くから見守り始めた。



そこの使い分けは慣れたもんだ。笑



こんな状態の海人の周りに集まったら
海人はもっと興奮状態になって
無理して立ち上がったりし始めるからね。




体温計と血圧計をすぐに持ってくると
海人にじぃーっと見つめられた。笑




「ん?どうした?」



海人「…ぃら、なぃのに…」



「必要でしょ!笑」



海人「むぅ…(拗)」





……
とうとう戻ってきてしまった…

『ただの風邪?』→←『家族』



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前世猫(プロフ) - 椎茸さん» なるほど!!そうなんですね(>_<。)笑楽しみに待たせていただきますㅠ ̫ㅠ♡ (11月24日 18時) (レス) id: 45997e0687 (このIDを非表示/違反報告)
椎茸(プロフ) - 前世猫さん» いつもありがとうございます!!返信遅くなってすみません!!今どっちで進めようか迷ってるところです!笑 (11月24日 9時) (レス) id: a963a52a12 (このIDを非表示/違反報告)
前世猫(プロフ) - 大量投稿ありがとうございます‎;ᯅ;♡今ってキンプリ家の絆は停止中ですか、? (11月20日 23時) (レス) id: 45997e0687 (このIDを非表示/違反報告)
椎茸(プロフ) - kanaさん» リクエストありがとうございます!!こちらの作品は完結したため、書けませんが、新作でリクエスト募集した際には書かせていただきます!すみません!! いつも読んでいただいたり、コメントいただきありがとうございます!! (2022年12月18日 20時) (レス) id: a963a52a12 (このIDを非表示/違反報告)
yumiyukanozo(プロフ) - 椎茸さんのお話 好きなので新作嬉しいです☺️ (2022年12月18日 15時) (レス) @page40 id: 1a89842a75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椎茸 | 作成日時:2022年12月2日 21時

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