僕の青春 (ページ6)

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｟続き｠守人side

空「モリーー買い物終わったーーって誰？！」

宗「モリ、知り合いか？」

どうやら空の用事は済んだようで
パンを抱えた空と
飲み物を買ったのだろうか、飲み物を持ったソウが
俺の名前を呼んだ

守「うん、生徒会の後輩だよ」

『ぼ、僕、守人先輩の後輩の一条Aっていいます！1年生です！』

蒼「斉藤蒼です、Aと同じ1年生です。」

Aくんが買った上靴をさりげなく後ろに隠したのがわかった

そんなに恥ずかしいのかな、この時期に上靴買うの笑

空「モリの友達の大原空です！空先輩って呼んでね！で、こっちが...」

宗「神楽坂宗司。モリと、このチキンの友達だ。よろしくな」

空「そーしくぅん？チキンって誰のことかなぁ？(怒)」

チキン...あはは...とAくんが苦笑いをこぼす

一方蒼くんは後ろ向いて多分笑い堪えてる
あ、これソウと似た性格なのかもしれない

とりあえず、ソウは空いじりやめてあげて？と
言おうとした時だった

『あの！もしかして、新入生歓迎会の時のSOARAの先輩ですか？』

Aくんが何か思い出したような、キラキラした目で聞いてきた

あ、歓迎会の時Aくんも見て、覚えていてくれたんだ

空の作った俺達の曲

空「！そそ、青春バンドSOARAの大原空くんでーす！！

覚えてくれたんだ、ありがとう！！！もしかして、俺達のファンになっちゃった？！」

『あっ、はい、ファンです！^^』

宗「空、無理矢理言わせた感あるぞ」

ソウと同じことを思った

Aくんは優しいから気を遣って嘘でもファンだと言ってくれそうだから

ソウの言葉を受け、空はえー！無理矢理だった！？ごめんね！？とAくんに言ったのを横目に見た

蒼「まぁ嘘ではないっすよ、な、A？

SOARAみたいな演奏できたらなって軽音部入ったし」

そうだったんだ、2人は軽音部に入ったんだ...

しかも俺達がきっかけの１つだったんだ

守「そっか、ありがとう。嬉しいよ

いつか2人の演奏も聴けたらいいな」

『あ、蒼？！それ言わない約束！///

先輩達、忘れてください！！僕、教室戻りますね！？
行くよ、蒼！！』

蒼「うおっ...」

Aくんは蒼くんの裾を掴んで引っ張って行った

蒼くんは軽く俺達に会釈して行った

本当にかわいい後輩ができたなと思う

空「いいなぁ、モリ！あんな親しい後輩侍らせてるの！？」

宗「侍らせてるて。言い方な。」