37話 ページ38
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故に、いつの間にか外は真っ暗になっていて。
本当だったらきっと、もう帰る時間ってことで私はギャン泣きしているんだろうけど…
でもクリスマスにはもうひとつ醍醐味がある。
JK「……外出てみる?」
「うん!」
クリスマスといえば?
「わー!綺麗!!!!」
そう、イルミネーション。
広間に大きな大きなクリスマスツリーがあって、キラキラと綺麗にライトアップされていた。
すっかり夜なのを忘れてしまうほどキラキラで、周りの木にもイルミネーションが施されている。
周りの皆さんもわぁーと感嘆の声を漏らしていた。
綺麗だね、とジョングク君の方を向いて、
「うわぁ…」
彼のあまりの綺麗さに思わず声が盛れた。
彼のどこか遠くを見るような、少しぼーっとしたようなその顔は、
もうイルミネーションより何倍も綺麗で。
…本当に、私がジョングク君とクリスマスを過ごせたのは奇跡に近い。
そもそもハユンに言われるまで考えることもしなかったと思う。
絶対に無理だと思ってたし。
そういう事をしたいと思う前に身を引かなきゃって考えてたから。
それは全部、ジョングク君が私を見てくれるなんてありえないって思ってたから。
………でも。
彼のその、ライトに照らされた横顔を見つめる。
そうすると彼も私の方を見て、
「見すぎ」ってほんのり耳を赤らめる。
………ねぇ、ジョングク君。
私は期待してもいいんですか?
望みを持って、いいんでしょうか。
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すあ。(プロフ) - masumicky?さん» うわぁあお恥ずかしい…!修正させて頂きました。ご指摘ありがとうございます! (2020年5月21日 10時) (レス) id: 4e6a16514a (このIDを非表示/違反報告)
masumicky?(プロフ) - 39話で包装が舗装になっていて、せっかく面白いのに残念だなぁ…と思ってしまいましたm(_ _)m (2020年5月20日 23時) (レス) id: a8b3d20e63 (このIDを非表示/違反報告)
すあ。(プロフ) - ちみちゃんさん» ありがとうございます!これからもキュンキュンさせられるように頑張ります(^^) (2020年5月20日 17時) (レス) id: 4e6a16514a (このIDを非表示/違反報告)
ちみちゃん(プロフ) - このお話大好きです!!いつもキュンキュンしながら読んでます(´∀`)応援してます! (2020年5月20日 17時) (レス) id: cbbafdcd9d (このIDを非表示/違反報告)
すあ。(プロフ) - ちょあさん» ありがとうございます(泣)嬉しすぎて禿げました。頑張ります!! (2020年5月18日 17時) (レス) id: 4e6a16514a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すあ。 | 作成日時:2020年5月15日 11時