【まふまふ】ありがとう (ページ7)

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『お前、学校帰り、どこ行ってるんだ？』

『公園に……』

『学校に行かせてあげてんだ。終わったら寄り道せずに帰ってこい！』

怒鳴った後に殴ったり蹴ったりしてきた。

『次真っ直ぐ帰ってこなかったら一生外に出られないようにするからな！』

そう脅された。
外にいる時が唯一の楽しみだった私は素直に帰る他何も出来なかった。

確かに学校では先輩にいじめられてたけどそれは部活の時間だけ。クラスメイトとは仲がいいし、絶対外に出たかった。

『わかりました、ちゃんと帰ってきます。ごめんなさい』

ひたすら謝って、解放してもらった。

でも、まふくんに会えないことだけが心残りだった。
最後に挨拶位はしたかったな。そう思ってたけど何も出来なかった。

『1度だけ、1度だけ公園にいかせてくれませんか？』

ダメ元で聞いてみた。本当に、もう一度だけまふくんに会いたい、それだけしか頭になかった。

『だめ。それとも1回出て、その後外に出ないってならいいけど！』

勝ち誇ったような顔で言ってきて、当然私は何も言い返せなくて。

その日はご飯が食べられる日だったのに食べる気が失せて部屋に引きこもっていた。

『お前が俺に勝てるわけがねーんだよ。黙って俺に従っとけ』

『お前のためなんだから』