Dead World【Shota.W】2

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Side佐久間


佐久間「Aちゃんは何で俺に会おうって思ったの？」


A「亮くんから佐久間さんのお話を

聞かせてもらう機会が多いんですけど

いっつも楽しそうに佐久間さんのことお話するから

どんな人なんだろうって気になっちゃって」


そう言って微笑むAちゃんは

めちゃめちゃ可愛い。


佐久間「うわぁ〜。阿部ちゃん。いい彼女持ったね」


阿部「なんだよいきなり笑」


そう言って阿部ちゃんとAちゃんは

顔を見合わせて微笑んだ。


めっちゃお似合いじゃん。






それから何度かAちゃんに会う機会もあって

2人だけで会って阿部ちゃんの相談をされることもあった。






そして、初めてAちゃんに会った日から1年後。


今日は3人で食事をしに来た。


でも、なんだかソワソワしてる2人。


佐久間「ねぇ、なんかあった？」


「「え？」」


佐久間「ソワソワしてるけど……」


阿部「え、あ〜……。

2人で話し合ったんだけど、

佐久間に1番に話したいなって思って」


佐久間「えっ！？なになに？」


阿部「俺ら、結婚することにしたんだ」


佐久間「え！まじ！？おめでとう！！！」


A「やっぱり1番お世話になった

佐久間くんに最初に報告したくて」


佐久間「うわぁー！まじか！！

まじでおめでとう！！

じゃあ今日は俺のおごりね！！」


阿部「いやいや！誘ったのは俺らなんだから」


佐久間「いいのいいの！結婚祝い！！」


予定調和された幸せが続くと思っていた。


この日までは。

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