104話 ページ10
そして現在に至る
「君が守るんだ 大事な仕事だよ」
「判りました!頑張ります!」
太宰さんと敦さんがヒソヒソと何やら話終わった後、敦さんがキラキラと笑顔で了承した
どうやら遊ばれているようだ
____じゃなくて!
「こっちは何も解決してませんよ!」
「…もう決定事項だよ?_____それに」
少し口角を上げ、彼は云った
「家賃半額」
「____!」
「魅力的な言葉だろう?」
家賃半額。慥かに魅力的な言葉だ 部屋も半分になるけど
「更に家事も半分になるし」
「いやある意味二倍ですけどね」
「というより太宰さん全然家事しなかったじゃないですか…」
「それ しーッだよ敦君」
人差し指を自分の口に近づける太宰さん
その言動に顔を顰める
「…矢ッ張り納得いきません…」
「じゃあ与謝野女医の部屋にする?解体されまくると思うけど」
その言葉で躰が強張った
革の拘束具、血塗られた あきらかに治療用ではない鉈、それをぶん回す与謝野女医____
同じ部屋になるという事は有り得なくもない話だ、と鮮明に治療の事を思い出した
「国木田君は予定に煩いから大変で なにより
遠くの方で 誰が初心だ!と聞こえたが太宰さんは無視した
賢治君や乱歩さんはカウントしないのかと思ったがもう折れない気がしたので
「家事半分はお願いします」
「勿論」
--------------
「おい太宰 早くマフィアに囚われた件の報告書を出せ。島崎は昨日のうちに出したぞ」
「知っているよ。Aちゃんが机に突っ伏して寝てたのをおぶって帰ったんだから____好い事考えた!国木田君じゃんけんしない?」
「自分で書け」
さらっと初耳な事を云う太宰さんは更に敦さんにも仕事を押し付けようとしている
「君にも関わる話だよ____君に懸賞金を懸けた黒幕の話だ」
「判ったんですか!?」
「マフィアの通信情報に依ると、出資者は『組合』と呼ばれる北米異能者集団の団長だ」
太宰さんは報告書を持ちながら真剣な顔つきになった____が、一瞬だけ目線がこちらに向いた気がする
…気のせいだろうか?
・
「(後々、同じくマフィアの情報にあった謎の爆発について聞かないとなあ)」
彼は報告書を口にあてた
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ぺぽん(プロフ) - 迷たんてーさん» いえいえ、とても参考になりました。ありがとうございます! (2023年2月26日 6時) (レス) id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - ぺぽんさん» に載せています。長文で申し訳ないです。 (2023年2月26日 1時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - ぺぽんさん» お返事遅くなりすみません。面白いと言っていただきとっても嬉しいです!そうですね、アイデアを出そうと思っても出ないものなので、ある時突然頭に降ってきます。あとは私は生粋の夢女なので、原作を見ている時に夢主はこんなことをするのかなと時折考えて、それを小説 (2023年2月26日 1時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - しがない一般人さん» お返事遅くなりすみません。ありがとうございます (2023年2月26日 0時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました!オリジナルのお話も含まれていて飽きません。質問なのですか、どうやってオリジナルの話を考えていますか?イメージが突然降ってくるものなのでしょうか?良ければ教えてください! (2023年2月20日 3時) (レス) @page16 id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷たんてー | 作成日時:2019年2月22日 18時