人魚姫がお嫁さんになったら貢いじゃダメですか？【太宰治】

8：その空間だけ甘すぎる ページ8

「んー。」

「やぁー…んッ…。」

「声えっろ…やりたくなってきた。」

「キスして？」

「はいはい誘ってるね。」

「誘ってないです…さっき物足りない分を要求してるだけです…。」

「はいはい、ほらこっち向いて。」

「んッ…。」




甘くて重たくて…深くて溺れる程ドロドロな愛に引きずり込まれていく…。いや、私の方が引きずり込んでいて、作っているんだと思う。
溺れないでね人魚姫…王子さま(私)も溺れないようにするから…。



「あーそそられるなぁ…その蕩け顔…。甘々で…いやらしい顔…。あー、やる気でちゃった私…どーする？」

「お休みだから…。」

「だから？」

「別に…良いですよ…？」

「やけにホントに素直だね…今日…。」

「やだ…言わないで…。」



あはは、恥ずかしがってるや。可愛いなぁー全く…。




「可愛い可愛い。物凄く可愛いよ…。」




夜もまだまだ…朝までは長いから…重たくてドロドロで深い激が着く程の甘々に溺れてしまうおうよ。




「さて…お楽しみの時間だよ…。」





.




「いたた…痛い…痛いです…。」

「可愛いからごめんね。」

「酷い…治さんのバカ…。」




可愛いから仕方ないでしょ？可愛いかったんだよ…溢れた欲が止まらなかったんだ…ごめんね？




「今度は…優しくできたらするよ…。」




約束はできない…。絶対なんて言えないからね…。



ごめんね？

9：素敵帽子は人魚姫に一目惚れする→←7：たまにはデレる人魚姫

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す