14：その愛に名前はない ページ14
「わぁ…フワフワふかふかのトロトロオムライスっ…凄いなぁ…。」
ほわほわとしてめちゃくちゃ幸せそうな顔をする、天使な人魚姫のAちゃん。やっぱり可愛いなぁ…可愛い…可愛いよねぇ…。だから…少し感じるあの蛞蝓の目線と恨めしそうな感情…良いねぇ…面白いねぇ…もっともっと我慢してね？落ち込んでショックを受けててね。
「さぁーお食べ！！」
「はい…いただきます。」
「んー！！美味しい！！フワフワふかふかトロトロだぁ…ありがとうございます！！」
「いーえ、喜んでもらえて良かったよ。」
やっぱり中也には勿体ない。マジで勿体ない。中也にはそこらの女性がお似合いだよ。いや、人間じゃなくて蛞蝓と付き合った方がお似合いだ。それじゃあ人間の女性が可哀想だ。
「治さんは食べないんですか？」
「食べるよ。」
君を見てる方がお腹いっぱいになるんだよなぁ…。
「デザート大丈夫かい？」
「良いんですか？」
「もちろん…君のためのお金から出てるからね！！君に貢ぐためのお金だよ！！」
「はぁ…。」
あぁ、困った顔も可愛いねぇ…。可愛すぎて死ぬ…本望過ぎる…。前にシンジュウを誘ったらやんわり断られた。ちなみに、その時に今はダメと言われたので、シンジュウしないと言うことでは無いので大丈夫。いつかしてくれる様なので大丈夫。
うん…大丈夫な…はず…。
「Aちゃんシンジュウさ…。」
「この前もお断りしましたよ？」
「あの時ね…今はダメって…言っていたじゃない？だから…その…いつかは…良いの？」
「そうですね…今はまだ…この子もいますし…。あぁ、前はいませんでしたけど…、でも…治さんともう少し…色んなことをしたいし、楽しみたいんです。そして今はこの子もいますから…その時まで…待って貰えませんか？」
なんて、綺麗で美しい…でも可愛いすぎる微笑みで言われたら…嫌だなんて…今すぐなんて…言えないじゃん…。
「約束だよ？Aちゃん。」
「はい、約束です。」
変な約束…そうなのだろう。でも…最高で最大の…これが私たちの愛なのかもしれない…。
15：素敵帽子、真実を知る→←13：白い王子さまは普通が異常
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
落蕾 - テスト期間にこの作品にハマってしまった私は末期。めっちゃ面白かった！！！(テストやばし) (6月22日 0時) (
レス) @page33 id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
中二半の彼女は霜月さん(プロフ) - (=^・^=)さん» すみません、どういう意味ですかね。コレ太宰オチなんですが…何故中原なんですか？ (2020年9月11日 13時) (レス) id: 56aff94d54 (このIDを非表示/違反報告)
(=^・^=) - 中也からも一言欲しいな。 (2020年9月11日 13時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - とっっても面白いです！続き楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年8月1日 23時) (レス) id: da5e25c6ab (このIDを非表示/違反報告)
空 - キュン死確定！ (2019年12月18日 14時) (レス) id: 2bb6188c6a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：中二半の彼女は霜月さん
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年10月19日 23時
