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14:駆け引きの世界で ページ14

華やかな場所…煌びやかとしたこの場所は嫌いだ。品がなくて…腹の探り合いしているようで反吐が出る。
父親に付き合わされて、強制的に連れてこられた海上パーティ…。気持ち悪くて早々に帰りたい…。



化粧と服装…そして私の体型からしてきっと高校生には見えないだろう。周りのオヤジたちからは変な目といやらしい目で見られてるのが分かる。ホントに気持ちが悪い。
ニヤニヤ、ニタニタしたあの品がなくて下衆な笑み…。



「家に帰りたい…。」



けど、ココは海の上…船の中だ、無理に決まっている。等の父親擬きは挨拶回りに行ってから、帰ってこない。娘を置いて消えるか普通。と言うかこのまま消えてくれたら嬉しいけど…。願ったり叶ったりで好都合。



そんな都合のいい話なんてないだろう。ただ…でも…




「美味しそうなスイーツがあるなら我慢しようかな。」



たくさんあるし…そう思ってスイーツをたくさん皿に盛って食べていると…





「お嬢さん可愛いね。私と今夜どうかね。」





気持ちの悪い笑みを浮かべたオッサンが声をかけてきた…




「結構です。」

「そう言わずに…満足させるし…不満なんてさせないよ?たくさんおもてなししよう。」

「だから結構です!!迷惑ですから…。」




断ってもしつこく誘ってくる小太りの気持ちが悪いオッサン。




そろそろ身の危険を感じた時だった…




「その子を離したまえ。」




聞き覚えのある声がした。

15:逃れられない状況→←13:任務



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作者名:中二半の彼女は霜月さん x他1人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年3月7日 15時

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