検索窓
今日:9 hit、昨日:3 hit、合計:9,381 hit

10:夕日 ページ10

目を覚ました。



「あ、起きました?今ちょうど起こそうと思ってたところなんですよ。」

「私は…寝てたんですか…?」

「そうですよ。」

「今は…。」

「今はもう夕方です。」





そう言われて窓を見るとオレンジの絵の具で塗られた空が広がっていた。





「そんなにも寝てたんですか?」

「そんなにも寝てたんですよ。」

「膝…辛くなかったですか?」

「大丈夫ですよ。」





優しく暖かい微笑み。




その微笑みが…




「凄く綺麗だ…。」




そう呟いた。




あ、言っちゃった…。



「え?あぁ、夕日ですか?そうですね。とても綺麗ですね。」




どうやら夕日と勘違いしたようだ。




「は…はは…。そうですね…。」





でもその時の彼女が少しだけ頬を赤らめていたなんて私は知らなかった。

11:無い+新作→←9:膝枕



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユリア(プロフ) - 霜月様、初めまして!お話読ませていただきました。主人公と太宰さんが別れたまま終わるかなーと思っていたのですが、ちゃんと再会できてよかったです! (2023年2月15日 13時) (レス) @page21 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年10月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。