9:膝枕 ページ9
結局早く帰ることが出来ずに寝たのは朝方。そして起きたのは昼過ぎだった。
「はぁ…。」
「どうかなさいましたか?太宰さま。」
「いやね。昨日仕事があったんですけどね…同僚がどうしようもないほどヘマするんで帰りが朝方になったんですよ。」
「それは…大変でしたね…。そんな状態で来られたなんて…。私のことなどは気にせずにお休みなられてください。」
「いいや。気にしないでください。アナタの元へ来るのは私の日課ですので。」
「でも…。」
「なら…膝枕してください。そしたら寝られるかもしれません。」
少しだけ…アナタに触れたい…。
「太宰さまがお休みになられるのなら…よろしいですよ。」
「ありがとうございます…。」
膝枕をすると柔らかい太ももに頭が乗る。何だか気持ちが良い。目を瞑っていたら髪を撫でられた。凄く心地が良かった。
そしてその気持ち良さと心地良さが夢の世界へと誘う…。
そのまま私は眠りに堕ちた…。
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ユリア(プロフ) - 霜月様、初めまして!お話読ませていただきました。主人公と太宰さんが別れたまま終わるかなーと思っていたのですが、ちゃんと再会できてよかったです! (2023年2月15日 13時) (レス) @page21 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:
作成日時:2017年10月10日 22時