2:今夜は ページ2
「はぁ…。」
「どうしたんですか?太宰くん。」
「安吾ぉー?私は今悩んでるのだよー。」
いつものバーでぐったりとする。
「どうしたんだ?」
「今日ねケガしたから病院行ったらさー。ものすごく綺麗な女性と会ったんだよ。」
一目惚れしちゃったーって言うと
「えっ!!太宰くんが!?」
「ねぇ安吾。それ失礼じゃなあーい?」
「おかしいのか?」
「一目惚れって…意外ですね…。」
「太宰も18だろう?普通じゃないのか?」
「だろう!?織田作もそう思うよね!!」
やっぱり織田作だ!!
「ちなみにどんな方なんですか?」
「可憐で儚そうで…おしとやかな人だったよ。」
「ほーう…。」
「すぐに心を鷲掴みされたよ!!」
あんな人きっと2度と表れないよ!!!
そう叫んだ。
「マスター!!祝に塩素系漂白剤の入ったお酒を!!」
「ありません。」
「そっかあー。」
残念だなあー
でも、今夜はいい夢が見れそうな気がした。
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ユリア(プロフ) - 霜月様、初めまして!お話読ませていただきました。主人公と太宰さんが別れたまま終わるかなーと思っていたのですが、ちゃんと再会できてよかったです! (2023年2月15日 13時) (レス) @page21 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:
作成日時:2017年10月10日 22時