7:嫌い ページ7
それから数分後に戻ってきたA。
「おや、どうしたんだい?まだ言う事あったかい?」
「いえ、別に何も無い。アナタに何言っても意味無いことすっかり忘れてたわ。」
「何処か行くのかい?」
「えぇ。」
「どこにだい?」
「さぁ?何処でしょうか。」
そう言ってまた執務室を出ていく。
数ヶ月前突然の休暇。そして1ヶ月前に復帰。何があったのかと聞いても答えてくれなかった。ただ「関係ない」と言うだけである。
うーん…一応彼氏なんだけどな。
もしかして嫌われた?飽きられた?
「待ちたまえ。」
そのあとを追っかけて腕を掴んだ。
「何?何か用?早くしてくれない?」
「私は君の上司で彼氏だ。何があって、コレから何しに行くのかを知る権利がある。君は仮にも私の右腕で私の補佐だ。」
「だから何もない。」
「私のこと…嫌いかい…?」
「えぇ、嫌いよ。自分勝手で好き放題。彼女の私には何一つ言ってくれないし…。自分の仕事は全て私に押し付けて…。」
「そうかい…それは悪かったね…。」
ピシャリと言われた「嫌い」と言う言葉。
「もう良いでしょ。腕を離して。」
「あぁ、済まなかった。」
腕を掴んでた手を離さざるおえなかった。
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世界のバカっこ!(プロフ) - 完結おめでとうございます!ママさんが亡くなってしまった辺りから大号泣で、子供ちゃんがママに会いに行って「見えたよ」の言葉でまた泣いて…絶対これ明日目腫れてます…。素晴らしい作品をありがとうございます!これからも頑張ってください! (2017年9月11日 1時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - めっちゃ面白い…!更新頑張って下さい! (2017年9月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 654834ecb1 (このIDを非表示/違反報告)
HINATA - 続きが気になります。更新頑張って下さい! (2017年9月9日 13時) (レス) id: e9557cabd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:
作成日時:2017年9月8日 0時