21:遺品 ページ21
地下に潜って一生懸命育てていた時の心の支えがあった。
任務放棄したあの日、2人を迎えに行くときに彼女の友だちから言われたことがあった。
「貴方がAの彼氏の太宰くん?」
「はい。」
「彼氏と言うか旦那さんか。」
「そうなりますね…。ココに私の子どもがいると聞きました。」
「えぇ、いるわ。貴方が来たってことはやっぱりあの子…。」
「はい…。」
「そっか…あの子の遺品とかあるから…何一つ触ってないから安心して持っていて。私はあの子から貰ってるからさ。」
「そうなんですか…。」
それからその人が遺品があるところに連れてきてくれた。遺品整理をしていると…。
「あ…。」
2人で撮った写真。こんな未来なんてまだ知らないで写真の向こうで笑っている私たち。その写真の裏にメッセージが書かれていた。
『I love you.
アナタのお嫁さんにしてくれてありがとう。』
「ふっ、うぁ…あぁ…。」
やっと泣き止んだのにまた涙が溢れてきた。
あぁ…やだなぁ…みっともないし、かっこ悪い…。泣いてばかりじゃないか…。
写真が入っていた、おそらく大切なものが入ってるであろう箱の中から見つけた更に小さな箱を見つけた。
「コレは…、まさか…。」
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世界のバカっこ!(プロフ) - 完結おめでとうございます!ママさんが亡くなってしまった辺りから大号泣で、子供ちゃんがママに会いに行って「見えたよ」の言葉でまた泣いて…絶対これ明日目腫れてます…。素晴らしい作品をありがとうございます!これからも頑張ってください! (2017年9月11日 1時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - めっちゃ面白い…!更新頑張って下さい! (2017年9月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 654834ecb1 (このIDを非表示/違反報告)
HINATA - 続きが気になります。更新頑張って下さい! (2017年9月9日 13時) (レス) id: e9557cabd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:
作成日時:2017年9月8日 0時