ママがいない理由【太宰治】

3：なんで ページ3

近くのスーパーへ行き食材を見る。なるべく安い物を買おうと努力する。


「うーん。やっぱりコレかなあー？コッチの方が安いよねー。でも、コッチ…の方がお得だよね。でも、私はあまり使わないし…。」




うーん…悩むなあー。





「今日だけだからコッチの安い方にしよう。」

「パパお菓子ー。」

「コレもー。」

「お菓子はダーメ。また今度ね。」

「えー。」




グラタンの材料と個人的に入れたいなと思った蟹缶をお得なものを買う。




「さて帰ろう。」

「はーい！！」

「グラタン楽しみー！！」






家に着いてグラタンの準備をする。冷蔵庫からは余り物のオカズを出す。買い物荷物からグラタンの材料を出して調理する。



「お腹空いたねー。」

「ねー。パパまだあー？」

「まだだよ。今から作るからちょっと待っててねー。すぐ作るからね。」

「はぁーい。」

「うん！！」




鼻歌を歌いながら調理をして下手くそながら一生懸命作った。






「ほら出来たグラタンだよ。お食べ。」

「うん！！いただきます！！」

「いただきまーす！！」

3人で仲良く夜ご飯を食べる。





その最中だった。




娘の有愛が







「なんで有愛たちにはママがいないの？」








そう言った。

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