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28:後 ページ28

旅行の準備をして早めに就寝した。



朝になって目を覚まして時間を見ると



「時間までには間に合うけど…寝坊だね…。」



急ぎで支度をして探偵社の前に行く。



「あ、Aさん。体調大丈夫ですか?」

「えぇ、大丈夫ですよ。中島さんご心配してくだはりありがとうございます。」

「まぁー入ってばかりだから体が疲れたのだろう。初任務もハードだったしな。仕方の無いことだ。」



治はいつものようにのんびりしていた。


「やぁ、Aちゃん。体は大丈夫かい?」

「えぇ、大丈夫ですよ。」


それからみんなでバスに乗り旅行先へ。



「わぁー綺麗ですね!!!」

「やぁー自 殺に持ってこいの綺麗な海だ事。何処かに一緒に心中してくる美女はいないものかねぇー。」


コイツは何を言ってるの?



ホントに変わったと思った。



自 殺、自 殺は昔と変わらないけど。



みんなは水着に着替えるため更衣室へ向かう。


「おや、行かないのかい?」

「与謝野さん…最後に行きます。みなさんが着替えてから行きます。」



ホントは着替えたくない…。



みんなが着替えてから後から入り着替える。パーカーを着てチャックを閉めて更衣室から出る。




「ん?どーしたんだい?そんな暑苦しい格好をして…。」

「え…いや…。」

「Aさんも泳ぎますよ!!パーカー脱いじゃいましょう!!」

「え…あの…。」



脱がされそうになるパーカー。



嫌だ!!




そう思った時だ。




「すみません。彼女に用があるので。」





そう言って腕を引き私を助けてくれた。




「太宰…さん…。」




彼…太宰治だった…。

29:火傷→←27:軽く



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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年8月3日 0時

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