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23:休車 ページ23

この日はみんなで飲みに行くことになった。



未成年組はお茶やジュース。大人組はみんなお酒。



「すみません…私はお酒弱くて…飲めないんです。」




ココで無理強いしない人が多いからお酒飲めない人は助かるだろう。




与謝野先生も無理強いはしないが




「でも、乾杯のときは1杯は飲んでおくれ。」




そう言う。




「確かにそれもそうですね。1杯だけいただきましょう。」




そう言って小さなコップに少しだけ入れてもらって、乾杯に参加。




「「「かんぱーい!!」」」



Aの歓迎会を兼ねての飲み会。私もどんどんお酒を飲んでいく。


与謝野先生は酔っ払って国木田くんに絡みに行く。いつもの光景に見える。Aは静かに食事をしていた。


時間が進めば大人は酔っ払ってしまい、未成年組は寝始めていた。




私も酔っ払っていた。









だからあんなことを言った









だからあんなことをした









だからあんな事になった。









「うわっ…太宰…さん…?」



Aによしかかった。


「A…。」


耳元で囁くとビクリとする。耳が弱いのは昔から変わらないね君は。



「ねぇ…私こと…嫌いかい?」

「や…めて…。」

「どうなんだい?」



後ろにジリジリと下がっていくAを壁に追いやり攻め寄る。


「止めて…ねぇ…。」

「やめないよ…。ほら…答えて…。」




誰も見ていない。コチラには見向きもしない。





手の上に手を乗せて絡ませてもう片方の手は首にやる。


「私はまだ好きなんだよ?」

「うそ…ばかり…やめて…。」

「嘘じゃないさ…ほら…。」






そう言ってAの唇に自分の唇を重ねた。

24:接触→←22:見えない



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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年8月3日 0時

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