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17:行き違い ページ17

時間の針をどんなに戻そうとしても戻らなくて、



これ以上何をすれば私は傷つかず傷つけず済むのか。



もう、傷つくところが無いほどお互い傷ついたじゃないか。



なのにいつまで傷つけ合えばいいのか。



君は私をどう思っているだろうか。




酷いやつ?


憎いやつ?



ないかもしれないが




好きなやつ?


目が覚めれば外は明るくなりかけていた。


「私はこのまま寝てしまったのか?」



隣のベッドにはぐっすりと規則正しい寝息をたてているA。




少しだけシャワーを浴びるとしよう。



「まだ、君が…Aが私のことが好きなら…私に希望と期待は持って良いのだろうか…。私にまだ…気持ちがあれば…の話だけど…。」


まっ…


「そんなこときっと無いけどね…。」



けど…



まさか聞かれてるなんて思ってもみなかった。



「…。」

18:回送→←16:迷い



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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年8月3日 0時

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